2009年 1月 22日 (木)

       

■  わいせつ、酒気帯び、着服 県教委が教職員16人を処分

 県教委は21日、生徒へのわいせつ・セクハラ行為など9件の不祥事に対する懲戒処分を発表した。処分対象者は免職4人、停職2人、減給4人、戒告6人の合わせて16人。新たに大船渡高校教諭による学校徴収金の着服なども明るみになった。うち5件は昨年10月、全教職員を対象に行われた運転免許証の一斉調査で、未報告の道路交通法違反行為が判明したもの。今年度の懲戒処分は42件(前年度25件)に上り、教育の信頼を大きく揺るがす事態になっている。県教委の箱崎安弘委員長は同日付で全教職員に向け、危機的状況の自覚と不祥事撲滅を訴える緊急メッセージを発した。

 県教委によると、学校徴収金の着服、流用が判明したのは大船渡高校の菊池覚教諭(41)。同日付で懲戒免職とした。調べによると、菊池教諭は04年度から08年度にかけ盛岡北高校、大船渡高校で教材購入などのために生徒から集金した学校徴収金を自宅に持ち帰るなど20件、約304万円について不適切な取り扱いをし、うち約25万円を飲食代などに使った。他人の印鑑を押印して支払い確認書類を偽造したケースも7件あった。校内の会計監査で発覚し流用金はすべて弁済されている。部下職員の管理監督不十分で大船渡高校の校長(59)、盛岡北高校の当時の副校長(60)を戒告処分とした。

  元教え子に対する準強制わいせつの罪で公判中の滝沢中学校の高橋博教諭(39)は懲戒免職。管理監督不十分で当時の学校長(57)も戒告処分とした。調べでは高橋教諭は昨年7月と9月に、それぞれ別の男子高校生の陰部を触った。村教委の事情聴取に対し事実関係を認めているという。

  酒気帯び運転などで昨年12月、盛岡市内で検挙された福岡工業高校の関口一講師(46)、一関市内で検挙された花泉高校の橋本充豊事務長(52)も懲戒免職とした。

  昨年6月、盛岡市高松2丁目の国道で普通乗用車を運転中、前を走っていた普通貨物自動車に衝突。けがを負わせた女性を救護するなどの措置を怠った盛岡教育事務所管内の男性高校教諭(59)は停職6月とした。男性教諭は事故発生を警察署へ報告していなかった。

  07年から5回にわたり買春行為をした花巻教育事務所管内の高校の男性実習助手(40)を停職1月に。昨年9月、重傷事故を起こした県南部の特別支援学校の男性教諭(48)と昨年12月、生徒に対してセクハラ行為をした二戸教育事務所管内の高校の男性教諭(26)をそれぞれ減給1月(給料月額の10分の1)とした。

  運転免許証の一斉調査で過去の速度超過や軽傷事故が明らかになった5人の教諭はそれぞれ減給または戒告処分とした。

  このほか、昨年10月から12月までに速度超過で教諭5人が検挙され、教育長の専決で戒告処分となっている。

  県教委は箱崎教育委員長の緊急メッセージをメールなどで教職員一人ひとりに届けるほか、各学校に対しては不祥事撲滅に対する話し合いを求め、その結果を2月までに報告させる。各学校からの報告をもとに、問題となっているセクハラ行為に関するガイドラインも策定し、不祥事の撲滅を徹底したいとしている。

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