2009年 1月 24日 (土)

       

■ 仙北町駅の橋上化を 住民団体が盛岡市に要望

     
   地元住民から要望の出ているJR仙北町駅の連絡橋(写真手前上)を活用した橋上化(同中央奥はホーム内のこ線橋)  
   地元住民から要望の出ているJR仙北町駅の連絡橋(写真手前上)を活用した橋上化(同中央奥はホーム内のこ線橋)
 
  盛岡市仙北2丁目地内のJR仙北町駅橋上化の早期実現を求める要望書が23日、同市仙北、本宮地区の住民有志の団体から市当局に提出された。駅東西を結ぶ仙北連絡橋に改札を設け、構内のこ線橋を使わなくても上下線のホームへ行けるよう求めている。市ではIGR厨川駅に地下自由通路、好摩駅に橋上駅化を予定している。他駅との優先度や事業費の面から「補助メニューが使えるか研究させてほしい」と答えた。

 仙北町駅の利用者は東側の駅舎から改札を通り、こ線橋を上って上下線のホームを下りて列車に乗る。このため西側の西仙北1丁目の居住者や西側に目的地のある盛岡商業や盛岡スコーレの高校生や会社員らは東側の駅舎を出て、連絡橋で西側へ歩行や自転車で移動する必要がある。

  駅東西を結ぶ連絡橋は、西仙北地区の区画整理事業に伴い、市が90年に整備した。整備時期に西側に引き込み線があったため距離が長く、東西までの所要時間は大人が普通の速度で歩いて1分以上かかる。

  西側は歩行者、自転車用の階段通路が緩やかな一方、東側は面積が確保できずこう配が急だ。地元の話では連絡橋を敬遠して盛岡駅まで片道140円の運賃にもかかわらずタクシーで盛岡駅に行く高齢者もいるという。

  連絡橋の通路中央は整備段階で橋上駅にも対応できるよう面積が広く確保されている。このため地元利用者の多い仙北と本宮地区の町内会、自治会の住民は91年に橋上駅化をJR側に申し入れた経緯もあった。

  その後、JR矢幅駅が昨春、橋上駅化した。玉山区のIGR好摩駅も2011年度前半の完成を目指して東西自由通路を含む橋上駅整備に着手される。同厨川駅はエレベーター付き地下自由通路が10年度末に完成見込み。

  仙北、本宮両地区の町内会、自治会は昨年3月からJRや市当局を招いて橋上駅化に関する勉強会を開始。矢幅駅の視察なども通じ、「このままでは仙北町駅が現状のまま放置される」と危ぐ。

  JR仙北町駅橋上化を実現する会(中村一代表世話人)を結成して、市にJR盛岡支社と橋上化への協議の促進、市の09年度予算に橋上駅化に向けた調査費を盛り込むよう求めた。23日、中村世話人、山内豊本宮地区町内会連絡協議会長らが市役所を訪れ、谷藤裕明市長に要望した。

  谷藤市長は「事業実施となれば大きな金額になる。普通の工事と違い安全対策を24時間態勢で行うため2倍になる。現在、好摩、厨川に整備着手し、岩手飯岡駅についての要望もある。さらに下田駅、前潟駅の話もありJRと詰めていく。それらとの兼ね合いもあり市単独費では難しい」と説明した。

  好摩駅、厨川駅ともに国の補助事業を活用しており、JRとの協議や活用できる補助事業があるか研究することで理解を求めた。

  中村世話人は「住民としても整備促進のために協力する。勉強会でJR側は整備に柔軟な姿勢だった。あと6、7年で駅開業100周年の節目でもある」などと市の検討に期待を寄せた。

  1日当たりの乗降客数は07年度末で、仙北町駅が2876人、岩手飯岡駅が4922人、厨川駅が2800人、好摩駅が花輪線分を含め2456人などとなっている。

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