2009年 2月 2日 (月)

       

■ 雫石銀河ステーションに地産地消レストランと物産販売所 町が計画

     
  農林産物直売・食材提供供給施設が整備されている雫石銀河ステーション  
 
農林産物直売・食材提供供給施設が整備されている雫石銀河ステーション
 
  雫石町は昨年11月から、JR雫石駅に合築された雫石銀河ステーションに農林産物直売・食材提供供給施設の整備に着手している。町内で生産される農畜産物を宿泊施設や飲食店、商店などに供給するとともに、町民や観光客に新鮮な地場産品を使用した料理を提供する。施設は3月上旬に完成し4月下旬のオープンを目指している。

  施設は1階にあったレストランと地元特産品の展示販売の「プレオ雫石」スペースに地産地消レストラン、2階の会議室などに活用していたスペースは精肉加工室、総菜加工室などを備えたオープンショップエリア、以前の観光案内センタースペースにはファストフード等飲食エリアを整備する。

  建物は町が整備し運営は町の第三セクターで雫石あねっこを運営する株式会社しずくいしが指定管理者として行う予定。農畜産物の生産者は仮称「驛田舎産直出荷組合」を組織し、各品目ごとにグループを作りながら出荷や情報交換を行う。将来的には宿泊施設などからの要望を受けて生産調整までできるようになることが目標。

  地産地消レストランでは雫石牛などを活用した洋食を中心に、焼き肉なども提供できる店舗を計画。施設についてはテナントを入れずに、しずくいしが自社で運営する。利用客としては町民や観光客を見込み、野菜などの食材もできる限り町産のものにこだわる。

  オープンショップエリアはコロッケなど地場産品を使った総菜関係を販売するほか、野菜などの産直、土産品、コンビニ機能を備えた店舗となる。ファストフード等飲食エリアでは立ち食いそばやハンバーガーなどを提供する予定。

  雫石銀河ステーションは秋田新幹線開業に合わせて97年3月に開館した。利用者は通勤通学のための乗降客が大半を占め、06年の1日平均利用者は631人と少ないのが現状。町は施設を町民だけでなく、観光ルートの一つとして観光客にも利用してもらい、駅周辺の活性化にもつなげたい考えだ。

  1月29日は出荷組合の説明会が開かれた。しずくいしの山本浩代表取締役は「駅の乗降客は年間25万人。そういった人たちに対しての一般売りも当然考えられる。将来的には皆さんの作ったものがホテルや旅館とうまくマッチングしていくこともやっていかなければならない」と話した。

  中屋敷十町長も「流通経費や諸手数料を省いた中で、直接生産者と消費者側が取り引きできるシステムができないか検討してきた。駅前もなかなか活気が戻らない。何とか銀河ステーションを活用しながら、駅利用者にももっと便利になるような対応をと考えた」と施設の果たす役割に期待する。

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