2009年 2月 13日 (金)

       

■ 県産ヴィンテージ試飲求評会 出来栄えに高い評価

     
  ヴィンテージものの県産ワインを味見する参加者  
 
ヴィンテージものの県産ワインを味見する参加者
 
  岩手ワイン試飲求評会(主催・県果実酒研究会)が12日、盛岡市内丸の水産会館で開かれた。県内のワイナリー、ソムリエ、流通関係者ら約30人が参加。求評会は昨夏に続いて2回目。

  求評会には盛岡市の岩手缶詰、花巻市のエーデルワイン、紫波町の紫波フルーツパーク、葛巻町の葛巻高原食品加工の4つのワイナリーの醸造や栽培の担当者、県内の飲食店の経営者やソムリエ、デパートやスーパーの仕入れ担当者、事務局の県工業技術センターなど試験研究機関が参加。ワイナリーの15品目と試験醸造の6品目を試飲した。

  盛岡市の川徳の食品販売部食品販売課和洋酒担当の川村恵子さんは「シャルドネにちょっとびっくりした。岩手でこういう味が出せるというイメージがなかった。フランスのブルゴーニュに行ってきたが、岩手でこういう味に出合ったのは初めて。パイナップルのような風味がする」と、流通の側から話した。シャルドネ樽発酵は紫波フルーツパークが自社農園で栽培から醸造まで一貫して管理し、品質を高めている。

  盛岡市でワインバー「稿太楼山荘盛岡」を経営する松田宰さんは「全体的に醸造がうまくなっているし、余韻が長くなっている。以前は口の先端でぷつっと止まってしまうような味が多かったが、味も香りも余韻が長く続くようになってきた。技術力が向上したことや、温暖で岩手が栽培の適地になってきたことがあるのではないか」と、外食業界の立場から話した。

  生産者の岩手缶詰岩手町工場の高橋文秀氏は「うちのワインは発酵期間が短く、発酵停滞がない。ブルーベリーを中心にさらに伸ばしている。ブルーベリーは岩手町でたくさん採れる」と話し、地元の特産という利を生かしていることをアピールした。

  県工業技術センター食品醸造技術部の平野高広主任専門研究員は「岩手の涼しい気候でブドウの酸味が高くなるので、酸味を生かした張りのあるワインを作り、特徴を出している。ソムリエは世界のワインを味わっているので岩手のワインのレベルと品質に意見をうかがえればいい」と話し、生産現場での意見の反映に期待した。

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