2009年 2月 13日 (金)

       

■ リアスの海岸風景を写す 多賀谷真吾さんが写真展

     
  リアスの海岸風景を収めた多賀谷真吾さんの作品「断崖大釜崎」  
 
リアスの海岸風景を収めた多賀谷真吾さんの作品「断崖大釜崎」
 
  陸中海岸の風景を収めた多賀谷真吾さんの写真展「岩手の海と森 リアスの海岸風景」が28日まで、雫石町の網張ビジターセンターで開かれている。荒々しく波がぶつかる岩礁や南国のようにおだやかな表情を見せる海と日によって表情を変える海岸の写真10点を展示する。

  三陸のリアス式海岸の風景。中でも多賀谷さんの思い入れのあるのが山田湾を高い位置から見下ろすことができる場所だ。「誰一人知らない風景があるはず」。入り組んだ湾の様子は高いところから見なければ分からないと探し続けた末に見つけた場所は、大槌湾やその向こうの湾まで見える。まさにリアス式海岸が肉眼で体感できる場所だった。今回はそうした風景の一部を作品として展示している。

  船越半島の大釜崎で撮影した「断崖大釜崎」もリアス式海岸の良さを切り取った作品。撮影のため、落差250メートルほどの断崖を釣り人のつけたわずかな道を頼りにひたすら下りる。たどり着いた先に見える風景は、切り立った崖が連なる磯が続く絶景。釣り人しか知らない風景だ。

  陸中海岸の写真は北山崎や三王岩、浄土ヶ浜などが有名。遊歩道が整備された観光地の景色ももちろんきれいだが、一般にはあまり知られていない海岸美が至る所に広がっている。岩手のそうした風景に魅力を感じるという兵庫県生まれの多賀谷さん。「有名なところに偏らない風景を楽しんでほしい」と話す。

  開館時間は午前9時から午後6時まで。火曜日が休館。問い合わせは網張ビジターセンター(電話693−3777)。

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