2009年 2月 16日 (月)

       

■ 英語能力判定テストを導入 県教委が新年度に

 県教育委員会の09年度当初予算は前年度対比6・3%減の1374億3500万円となった。高校再編に伴う大規模校舎整備が終了したことや教員退職者の減少が影響した。

  学校教育の充実を図るため、中学校1年生の35人学級を試行。学級増に伴う教員配置は33人程度になる見通し。教科担任制の中学校は1学級が増えると1・5人〜1・7人の教員増が必要で、導入可能な市町村との調整を進めている。

  課題になっている数学(算数)・英語の学力向上対策として、新たに中学3年生を対象にした「英語能力判定テスト」(事業費770万円)を導入する。英語力の向上にあたっては指導主事による学校訪問や中高連携による授業研究などに力を入れ授業の改善を図ってきた経緯がある。これまでの学習定着度調査は課題発見の要素が強かったが、新テストは語彙(ごい)や文法、読解力など、英語能力がどの程度、身に付いているかをきめ細かに判定。指導の検証に役立てる。

  このほか新規事業として、情報モラル体験学習出前授業や保護者向け啓発フォーラムを実施する「情報モラル教育推進事業」(同130万円)。郷土芸能の伝承活動やボランティアなど各学校のキャリア教育の取り組みを支援する「いわて未来創造人サポート事業」(同1400万円)も盛り込んだ。

  2巡目岩手国体を見据え、国体選手強化事業費は前年度の7倍にあたる8200万円を計上した。県営運動公園陸上競技場は第一種公認取得を見送り、第二種公認取得のため改修工事に着手する。スポーツ医・科学理論に裏付けされたサポートを受けながら冬季間も継続的に練習ができる環境を整えるため、同公園内にはドーム型の多目的屋内練習施設を整備する計画。競技場改修と屋内練習施設の基本計画策定のため2億900万円を計上している。

  同陸上競技場の第二種公認取得のための改修費用は約4億円(2カ年で改修予定)。第一種公認取得のための改修費用は約20億円と推定されるが、国体施設の整備では国の補助金利用が可能なため、国体主会場の盛岡誘致を望む関係者からは計画見直しを求める声も強い。多目的屋内練習施設は40数億円の事業費が見込まれるという。

  平泉の2011年の世界遺産登録を目指し引き続き、推薦書の作成や巡回パネル展の開催、児童・生徒向けの副読本の作成など(事業費420万円)にも取り組む。

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