2009年 2月 17日 (火)

       

■ ホッキ貝のひな人形を展示 紫波町の川村良子さん

     
  ホッキ貝を使った川村さんの創作ひな人形  
 
ホッキ貝を使った川村さんの創作ひな人形
 
  紫波町の創作貝人形作家川村良子さん(63)が「貝ひな人形展」を3月3日まで、自宅で開いている。8畳と12畳の続き部屋と、12畳の1部屋を開放し、自身が貝を使って制作したひな人形など約300点を飾っている。
  人形の素材はホッキ貝。白いちりめんを張った顔に、色とりどりの古布を着せて仕立てる。その制作技法は2003年に特許庁から意匠登録を受けたオリジナルだ。

  貝を布で包んで手芸作品づくりをしていた母親の影響で、貝人形の制作を始めたのは18年前。人形はホッキ貝のサイズをそのまま生かしたものから、徐々に大型化。ホッキ貝の下に厚紙で胴と手足をつけて、高さ30センチほどにまで「進化」した。新バージョンではホッキ貝を胸の部分に使い、その上にハマグリの頭を載せた人形も登場した。

  内裏びなや3人官女、5人ばやしだけでなく、さまざまなアイデア人形たちも展示。今年の新作は「三国志」。3人の武将にはそれぞれ、古布のひだを寄せたひらひらのマントや陣羽織を着せて大陸風に仕立てた。平安時代の蹴鞠(けまり)を楽しむ人形も会場を彩っている。

  川村さんは旧大迫町出身。子供のころはひな祭りになると、着物で着飾って隣近所のひな人形を見て回ったという。雪の中、長靴に赤い着物を着て歩いた思い出は今も鮮明だ。

  自宅を開放して貝ひな人形展を開くようになって約10年。毎年楽しみにしている人も多く、憩いの場所になっているとも感じる。プロの職人が作る人形とは違った、現代の創作貝ひな人形たちが、訪れる人たちを温かく迎えている。

  午前10時から午後3時まで。紫波町犬渕字南谷地4の1、電話019−672−2869。

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