2009年 2月 23日 (月)

       

■ 盛岡市の小中学校、「望ましい規模」決まる 現行42校、再編の対象?

 盛岡市教委は市内の小中学校の望ましい姿を示した「市小中学校適正配置基本方針」案をまとめた。望ましい学校規模は文科省が定める標準的な規模に準じ、小学校は12学級以上18学級以下、中学校は9学級以上18学級以下としている。今後、パブリックコメントを行い方針を成案化する。09年度は全小中学校を対象に、地域、保護者などを含めて聞き取り調査を実施し、学校の現状を把握。2010年度にはより具体的な適正配置計画を策定する。

  学区は▽小学校区は複数の中学校区にまたがらない▽中学校区は小学校区を分割しない▽学区と地域活動の区域は一致する▽通学の際の安全が確保できる−との基準を設定。通学に要する時間は、おおむね1時間を限度とし、徒歩の場合は小学校でおおむね4キロ、中学校でおおむね6キロ以内としている。

  通学が定められた学校以外の学校に通う「指定校変更」については▽許可区域は保護者、地域、学校の要望などを勘案して定める▽弾力的な運用には一定の条件を付す▽学区の運用は当分の間、現在の運用方法により行う−との方針で、希望する部活動への入部のみを理由とする変更は認めない。

  学校規模は、クラス編成替えができることや中学校で教科の免許を有する教員が指導できる規模であること、複数の部活動ができることなどを考慮した。

  同市の昨年5月1日現在での小学校は46校、567学級、児童1万5642人、中学校は24校、255学級、生徒8037人。10年前の99年の同時期に比べ小学校で2850人、中学校で2234人それぞれ減少した。

  文科省の基準に当てはめると、小学校は標準的な学級数より規模の大きい学校が7校、規模の小さい学校が20校、中学校は大規模校が1校、小規模校が14校となっている。

  児童生徒数は地域によってばらつきが大きく盛南開発が大詰めを迎える本宮地区や仙北地区で増加が目立つ一方、高齢化が進む玉山地区や松園地区では減少が目立つなど二極化が顕著になっている。学区の境界が市村合併当時のままで生活実態と合わなかったり、一つの小学校から進学先が三つの中学校に分かれるなど課題を抱える地域もある。

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