2009年 5月 16日 (土)

       

■ 〈県北自動車民再手続き〉関連のゲンデルランドも自己破産へ

     
  破産手続き開始の申し立てに入ったゲンデルランド  
 
破産手続き開始の申し立てに入ったゲンデルランド
 
  東京商工リサーチ盛岡支店によると、八幡平市の西根温泉ゲンデルランド(三船博敏社長、資本金3千万円、従業員15人)が15日、破産手続き開始申し立ての準備に入り、事業を停止した。負債総額は約3億6千万円とみられる。14日に民事再生を申し立てた岩手県北自動車の関連会社で事業継続を断念した。事後処理を受任したのは盛岡市の藤田治彦弁護士(同市本町通2の1の37、電話606−3600)。

 同社は1987年に県北自動車の関連会社として設立された。天然温泉と宿泊施設、スポーツ、レジャー施設やハウス栽培のイチゴ狩りなどで集客した。94年には売上高6億1千万円を計上したが、設備投資約22億円が収益を圧迫し赤字が続いていた。

  01年3月期には売上高2億4600万円まで減少。施設不動産を売却して金融債務を圧縮したほか、実質経営を県外の関連会社に統合して合理化を図るなどの経営改善に取り組んだ。

  その後も利用客減少に歯止めがかからず、08年3月期には売上高3億800万円に対して当期純損失4900万円を計上していた。

  ゲンデルランドには15日も常連客が次々に訪れたが、破産を告げる張り紙を見て驚いていた。

  87年の開業から通い続けている大更地内の50代の女性は「最近利用者がかなり減っていたからやっぱりという感じがした」、17日にさんさ踊りの出演を依頼されていた60代の男性は「突然連絡が取れなくなって心配していたが、夕方のニュースで知って驚いてきた」と話した。

  かばんを納入している岩手町の50代の自営業男性は「全く知らなかった。3カ月分の代金が支払われていない。金額は小さいが個人としては大きい」と話し、張り紙を眺めがっかりしていた。


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