2009年 5月 21日 (木)

       

■ 〈北Gのライブトーク〉88 北島貞紀 上には上が…

 福井県に住む伊藤君から連絡が入った。先日参加したコンサートの音源をメールで送ったという。伊藤君は僕の大学の同期で、そのころ一緒にバンドを組んでいた。彼はフルート奏者であった。大学を出てから福井に行き、しばらく生カラオケの店を共同経営していた経歴の持ち主である。その後は、広告代理店の仕事に転じて現在に至る。

  早速家に帰ってパソコンをチェックすると、音源が添付されていた。画像はモザイクがかった渦巻きでコンボの演奏が流れてきた。アップテンポのブルース「ビリーズ・バウンス」、テナーサックスとフルートでテーマがユニゾンされ、続いてテナーのソロに移る。

  キレ申し分なく、よくフレージングされたアドリブが繰り出される。いわゆる「楽器が鳴っている」状態である。一聴して、相当なレベルであることがわかる。それに続く伊藤君のソロも、なかなか頑張っている。

  「随分、テナーいけてるじゃない」

  「いやぁ、前から誘われていたけど、一緒にやるのがいやだったんだよ。うますぎてね」

  「プロの音だね」

  「そう、キューバンにいたんだ。しかも今は同業だし(広告業界)」
  キューバンとは、東京キューバンボーイズのことで、日本屈指のラテンビッグバンドであった。(1980年に解散、2005年再結成された)

  「道理でね。そりゃ納得だ。そんな人が福井にいるんだ」

  「いやぁ、もっとすごい人がいるんだよ。(原信夫と)シャープ&フラッツで…」

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