2009年 5月 23日 (土)

       

■ 男の居場所 大場冨生さんが木版画とオブジェ展

     
  大場冨生さんの木版画&オブジェ展  
 
大場冨生さんの木版画&オブジェ展
 
  大場冨生さんの木版画&オブジェ展が27日まで、同市菜園1丁目のかわとく壱番館キューブ店かわとく工藝館で開かれている。新作中心に約30点が展示されている。

  木版画「高原dear dance」は鹿踊りをモチーフにした作品。実際に鹿踊りは何度もスケッチしているが、そのまま描写したのではない。自分の中でその情景を消化、醸成して作品化。大好きな賢治の詩も画面の中に彫り込み、油絵の具を裏彩色で施した。このほか、賢治に自身の姿を重ねた銀河鉄道シリーズも発表している。

  木版画の息抜きに始めたオブジェ作品は、今回初めての発表となる。青森県の海で拾ってきた流木を素材に、人物が登場する立体作品を制作した。

  木版画「哀愁のボレロ」は海岸の堤防に座り、夕焼け空を見上げる男性のシルエットを描いた作品。その姿は、流木の端にうつむいてたたずむ男性のオブジェ「汚れちまった悲しみに…」に通じる。「自分の作品は平面にも立体にもできるな」と今展では合わせて展示することにした。

  大場さんは1949年生まれ。盛岡四高卒。岩手芸術祭版画部門大賞受賞、第12回日本グラフィック展佳作、04年第54回日本観光ポスターコンクール金賞受賞など。県内外でスパニッシュギターのコンサートも行っている。

  午前10時から午後7時(最終日は同4時)まで。

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