2009年 5月 24日 (日)

       

■ 国体主会場は盛岡しかない シンポジウムで新競技場整備を訴える

     
   実現する会主催の2巡目国体の開閉会式場を盛岡へ誘致するためのシンポジウムに集まった参加者  
   実現する会主催の2巡目国体の開閉会式場を盛岡へ誘致するためのシンポジウムに集まった参加者  
   2016岩手国体の盛岡主会場を実現する会(会長・斎藤育夫あすを築く盛岡市民運動実践協議会顧問、構成4団体)主催のシンポジウムは22日夜、盛岡市内で開かれ、市民ら約250人が参加した。ユニバーサルデザインによる人と環境に優しい新競技場を同市みたけの県営運動公園に整備し、主会場とするよう改めて訴えた。25日の国体準備委員会常任委員会で2巡目国体の開閉会式場が正式選定される可能性のある中、巻き返しを図った。

 同日は日本オリンピック委員会(IOC)委員の岡野俊一郎日本サッカー協会(JFA)最高顧問が基調講演。盛岡工ラグビー部出身で元日本ラグビー協会理事の笹田学常務執行役員、ユニバーサルデザインのまちづくりに取り組むアクセシブル盛岡の石川紀文代表も参加して討論が行われた。

  斎藤会長が冒頭、あいさつ。実現する会作成の県営運動公園の陸上競技場新整備の意義や国の経済対策に基づく臨時交付金などを活用した整備の妥当性を改めて訴えた。

  岩手陸上競技協会の長澤茂副会長は国体準備委総務企画専門委員会が開閉会式場を「北上が適切」とした答申に「(委員の大半を占める)県当局は既存施設の開催に専念しすぎ。盛岡の意見をことごとく却下したが北上は(第1種公認の)競技場があるだけ」と反論。

  「99年インターハイ時は高規格だったが、全天候トラックはつぎはぎだらけで電光掲示板も6レーンのみの対応。夜間照明の整備など本番には大規模改修が必要になる。会場への混雑も問題ないというが、各大会時は国道4号が渋滞する。25日の常任委で巻き返しに努力する」と誓った。

  討論では、笹田氏が1970年(昭和45年)の岩手国体に刺激を受け「盛工ラグビーの日本一の原動力になった」と説いた。アジアで開催予定のラグビーW杯について東北の候補地は仙台だが、実現する会提案の新施設整備で盛岡開催も夢ではないと説明した。

  石川氏は国体後に開催の障害者国体も含めた視点で発言。「人と環境に優しい国体は競技施設が誰でも集えるのはもちろん、周辺整備によるまちづくりもある。車いすで利用できる多目的トイレは北上に1カ所だけ。無機質で当時しょうがなく造られた印象だ」と指摘した。

  北上総合運動公園が選定されても「7年後はもっと人に優しい施設に造り直さないといけない。県営運動公園と条件は同じだ」と主張。障害者国体のボランティアスタッフの多くが盛岡広域におり輸送コストなどからも「われわれは盛岡でないと開催は考えられない」とボルテージを上げた。

  谷藤裕明市長は「主会場の選定も最終盤。国体を通じ、盛岡、広域圏の将来の大きな発展につながる思いを最後まで訴え続けたい。皆さんと次代を担う子供たちに大きなプレゼントができると信じている」と宣言した。

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