2009年 5月 25日 (月)

       

■ 温泉客に牧場ブランチ つなぎ、鶯宿両組合がエリアで共同企画

     
  小岩井農場まきば園で小岩井ブランチを試食する関係者  
 
小岩井農場まきば園で小岩井ブランチを試食する関係者
 
  盛岡市のつなぎ温泉と雫石町の鶯宿温泉は7月1日からおもてなしをテーマにした共同企画を展開する。両温泉が本格的に連携するのは初めて。小岩井農場まきば園でのブランチや湯めぐり温泉バス運行、盛岡駅での出迎えなど、地域全体でこれまで以上に宿泊客のニーズに応える。

  共同企画の開始を前に22日、目玉の一つとなる小岩井ブランチの試食会が雫石町丸谷地の小岩井農場まきば園で行われた。つなぎ・鶯宿温泉の宿泊8施設の関係者ら11人が出席。同農場の新鮮な牛乳や卵、乳製品、地元産の野菜などをふんだんに使用したメニューを試食した。

  ブランチのメニューは地物野菜のポトフ、小岩井農場たまごのココット、フレッシュチーズと地物野菜のサラダ、季節のフルーツヨーグルトソースのデザート、自家製ミルクパン、低温殺菌牛乳など。共同企画の期間中は宿泊施設の朝食の代わりに宿泊客がオプションの一つとして小岩井ブランチを楽しめる。

  関係者からは「夕食の時間に仲居が提案できれば」「このロケーションは絶対に温泉街には出せない」などの意見が出た。現在、和食の朝食やバイキング形式が多い。一方、熟年や都会から来た宿泊客には洋風タイプの朝食が親しまれる傾向もあるという。小岩井ブランチは宿泊客にとって朝食の選択肢が増えることにもなる。

  鶯宿温泉観光協会会長でホテル加賀助の川口善昭社長は「これからはお客さんの立場に立って対応していかなければならない」と今回の企画を歓迎。「今までは近くにありすぎて意識していなかったが食品でも安全が求められている。地元、雫石、小岩井には自慢できる食材がある。一つの温泉場だけでなく、連携してさまざまな魅力を提供したい」と話した。

  つなぎ・鶯宿温泉共同企画は県が主催する岩手観光キャンペーンにあわせて7月1日から9月30日まで展開する。共同企画を行う宿泊施設はつなぎ温泉の愛真館、ホテル紫苑、大観、四季亭、鶯宿温泉のホテル加賀助、ホテル森の風、長栄館、偕楽園の8施設。今回の小岩井農場まきば園での朝食プランのほか、さまざまな取り組みを実施する。

  そのほかの取り組みは500円で湯めぐりパスポートを販売し、各宿泊施設を結ぶバスで2施設まで自由に入浴できる湯めぐり温泉バス運行。盛岡駅北口改札前に専用カウンターを設置し、着物姿の女性が宿泊客を出迎える。お祭りやイベントに合わせた二次交通の整備など。

  ホテル紫苑の遠藤直人本部長は「数年前から考えてきた企画。去年の地震での風評被害もあり、本当にやらなければならないという思いになった。リスクはあるが、本気でお客さんを迎えるために地域で連携する。ここに来たらこういうことがあると印象づけたい」と話した。


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