2009年 5月 27日 (水)

       

■ ギョウジャニンニクを支援 現地試食会で谷藤盛岡市長が約束

     
  ギョウジャニンニクなど薮川づくしのメニューに舌鼓を打つ谷藤市長ら  
 
ギョウジャニンニクなど薮川づくしのメニューに舌鼓を打つ
谷藤市長ら
 
  盛岡市の谷藤裕明市長は26日、玉山区を中心に農場視察した。耕作放棄地の現状や短角牛放牧地などを見学。このうち薮川地区では地元有志の団体が栽培に取り組み、今年市場出荷を始めた山菜「ギョウジャニンニク」を収穫体験。岩洞活性化センターでギョウジャニンニクなどを使った料理や短角牛を試食した。付加価値を評価し、関係者に市として農業活性化へ一層の支援をすると約束した。

  試食会にはギョウジャニンニクのおひたしや酢漬け、バッケみそに混ぜてそばで包んだ「かまやき」、ギョウジャニンニクをあんに混ぜたギョウザのほかシドケやコシアブラ、タラの芽、ウルイの天ぷら、和え物などメニュー十数種類が並んだ。

  ギョウジャニンニクはカロチンを多く含み、ネギやニンニクのような味がする。湿地で排水の良好な西日の当たらない場所に繁殖し、播種から収穫まで数年かかるという。

  同日は谷藤市長や工藤久徳玉山区長、農林部と玉山総合事務所職員、JA、地元有志でつくる「藪川地区活性化協議会」関係者が参加。口の中に広がるギョウジャニンニクの濃厚な味を堪能。名物薮川そばも振る舞われ、薮川尽くしの料理に舌鼓を打った。

  協議会事務局の外川秀雄さんによると、薮川地区のギョウジャニンニクは20年ほど前に乱獲のため激減した。このため一部農家が畑に移植するなどして繁殖させてきた。00年から旧村が主導してJAなどが生態調査や発芽試験を実施。種を採取し、畑へ移植した。

  地元で専門の部会を設置して取り組み、昨年は畑82アールに6万5千株を植え、林間8・18ヘクタールに播種。今年度はこれまで50グラム入り1600パック(1パック平均151円)、58箱を市場へ出荷。産直で生100グラムを250円で950束、しょう油漬けを1瓶500円で220個販売した。

  外川さんは「今の収量の3倍まで確保し、盛岡ブランド認証が受けられるようにしたい」などと語った。自然栽培主体で付加価値を付け、産直や市場販売する。来年は生で175キロ、瓶詰め2千個を目標に取り組む。

  谷藤市長は「あまり表に出ることはなかったが、本州一の冬の厳しさに耐えた特産物として市ももっとPRしたい。料理の方法で味もさまざまになる」とブランド力に太鼓判。地元の取り組みにも期待した。


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