2009年 5月 30日 (土)

       

■ ヒマラヤシーダ15本を先行伐採へ 盛岡市が方針

 歴史文化施設整備に伴う旧県立図書館前のヒマラヤシーダの伐採問題で、盛岡市は建物に密接している15本を6月5日から先行して伐採する方針を固めた。残る44本は公園全体の整備計画をまとめる中で市民の意見を聞き再度、検討する。6月3日午後1時から現地で説明会を開催し市民に改めて理解を求める。

 同市の菊地誠教育部長、新沼正博都市整備部長が29日、記者会見し市の方針を説明した。市によると、6月中旬から旧県立図書館の屋根工事が始まり、工事のための足場が建物の周りに組まれる。伐採作業は大型クレーン車と高所作業車を使用するため、建物に隣接している15本については足場が組まれる前に伐採せざるを得ないという。計画では建物の西側にバス進入路を新設する。

  記者会見に先行して開かれた市議会全員協議会では「市民への説明が不足している」「市民の意見を集約する前に伐採作業を進めれば信頼関係は保てなくなる」など拙速な伐採に反対する意見も目立った。

  市は旧県立図書館を改修して設置する歴史文化施設や盛岡城跡公園の環境を生かし「お城を中心としたまちづくり計画」を9月までにまとめる。計画案に対するパブリックコメントを6月下旬から7月中旬に行う予定。

  こうした作業の中で、ヒマラヤシーダのあり方を含めた歴史文化施設周辺の公園整備についても広く意見を聞きたいとしている。

  59本あるヒマラシーダの伐採をめぐっては同日までに市に対し61人から70件の意見が寄せられている。内訳は全伐に賛成が12件、最小限の伐採にとどめてほしいが10件、伐採反対44件、その他が4件だった。

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