2009年 6月 5日 (金)

       

■ 岩手の芸術をマネージメント アートフォーラム発足

     
  新設された展示室で開かれている「岩大アートフォーラム収蔵展」  
 
新設された展示室で開かれている
「岩大アートフォーラム収蔵展」

 
  北東北の芸術文化の拠点となることを目指し、大学と地域、自治体などをつなごうという新組織「アートフォーラム」がこのほど、岩手大学を中心にスタートした。広く会員を募り、それぞれの専門分野を生かして地域の芸術文化活動を支援、育成する「アートフォーラム・いわて」と、岩大内に設置された「岩手大学アートフォーラム」の2つの組織を、運営委員会が橋渡しをしながら活動していく予定。

  「岩大アートフォーラム」は同大から3月に認可を受け、「同いわて」に先行して今月1日に発足した。美術科の藁谷収教授を代表に、同大内の芸術系(美術、音楽、書道)のほか農、工、人文社会科学部から賛同する教職員約15人が運営メンバーとして参加。

  事業内容は、岩大の研究成果と情報を地域に発信、還元することを目標に▽地域活動グループの育成、支援▽公開講座、講演会の実施▽技術指導−などを予定。同大内に新設されたアートフォーラム事務局・展示室を拠点に、年間10回をめどに企画展も開催する。

  「同いわて」は会員登録情報を基に、活動支援の要請や専門家としての紹介などを行う組織として、立ち上げの準備を進めている。主な事業は▽芸術文化情報の提供や発信▽諸活動の運営サポート、参加▽交流、研修と専門部会活動。現在は会員を募集している段階だ。

  両組織をつなぐ役割を果たすのが運営委員会。双方からの代表会員が月に1回程度集まって、活動全般を協議、調整する。

  藁谷代表は「大学には大きく分けて教育と研究の機能があるが、そのほかに地域貢献という役割を持ちたい。美術に特化せず、音楽や演劇、書道、伝統芸能などと連動し、岩手の芸術をマネジメントしたい」と話す。

  岩大アートフォーラムとしての初めての事業「岩大アートフォーラム収蔵展・萬鉄五郎『魚煮る小屋』」は19日まで、岩大総合教育研究棟(教育系)の1階アートフォーラム展示室で開かれている。午前10時から午後6時まで。

  問い合わせはアートフォーラム事務局(電話番号019−621−6653)まで。

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