2009年 6月 5日 (金)

       

■ 水田泳いで雑草除去 アイガモ農法今年も

     
  坂本さんの田んぼで元気よく泳ぎまわるアイガモ  
 
坂本さんの田んぼで元気よく泳ぎまわるアイガモ
 
  盛岡市玉山区下田の農業、坂本毅さん(67)の田んぼで3日、アイガモが放たれ、今年もアイガモ農法がスタートした。坂本さんが行う稲作は化学肥料も一切使わない完全無農薬、有機栽培。「手間はかかるが安全な食材は何ものにも替え難い」と精を出す。

  30アールにふ化して10日ほどのアイガモ40羽が放たれた。広い田んぼに初めて出ると、「ピーピー」とかわいい声を上げながら、アメンボなど動く昆虫を追い掛け回していた。

  田んぼに生えた雑草はもちろんのこと、害虫なども食べてくれる。水かきで泥をかき混ぜることから底に細かい土がつまり、水もちがいいのだという。さまざまなところに恩恵がある。

  だが、手間がかかるのも事実。田植え後に、アイガモを守るネットを田んぼに巡らす。上にはカラスよけの線を張らなくてはならない。

  アイガモはイタチやキツネに狙われやすい。以前、一晩に40羽以上を殺されたこともあった。坂本さんは17年前、「農薬を使わなくてもできるなら、人に危険な農薬を使う必要がない」と意を決し、アイガモ農法を始めた。

  指導する農業、畠山幸夫さん(68)は「これからは消費者と生産者が話し合い、安全な米が食べられるようにしていかなくてはならない」と主張する。

  アイガモは米の穂が出始める7月まで活躍する。


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