2009年 6月 7日 (日)

       

■ 矢巾は20ヘクタール、滝沢8ヘクタール増 広域計画の市街化区域

 県による盛岡市、矢巾町、滝沢村を範囲とする盛岡広域都市計画の定期見直し作業が進んでいる。都市の一体的な整備・開発、保全を目的にした方針「マスタープラン」を変更し、市街化区域と市街化調整区域の区域区分を見直す。それによると、市街化区域は現行より25ヘクタール増えて6567ヘクタールになる。矢巾町と滝沢村が増加し、盛岡市は減少する。手続きを経て来年6月に告示される予定。

 盛岡広域都市計画は現在、行政面積が11万3607ヘクタールある。このうち都市計画区域は5万6760ヘクタールで、うち整備・開発のできる市街化区域が6542ヘクタール、保全が目的の市街化調整区域が5万0218ヘクタールある。

  市町村別の市街化区域は盛岡市が5269ヘクタール、矢巾町が590ヘクタール、滝沢村が683ヘクタール。変更により盛岡が3ヘクタールの減少、矢巾が20ヘクタール、滝沢が8ヘクタールそれぞれ増加する。矢巾は医大の移転建設予定地、滝沢村は巣子の県立大周辺工業系地区4・4ヘクタールと牧野林の既成市街地3・5ヘクタールのため増加した。

  盛岡は国道4号茨島こ線橋周辺の北厨川地区3・2ヘクタールのほか南仙北地区0・04ヘクタール、渋民バイパス延伸部分に当たる玉山区武道地区0・02ヘクタールの市街化区域をそれぞれ廃止する案が示された。高松の池周辺の4カ所計0・59ヘクタール、松園、山岸、三ツ割の各地区で0・01〜0・06ヘクタールを市街化区域に編入追加する考え。

  市はこれに伴い10カ所の用途地域変更作業を同時並行させる。今回は合わせてJTが売却した緑が丘地区の試験研究所・畑7・1ヘクタールが民間開発により住宅造成されるため用途変更する。

  マスタープランの変更案では、区域区分見直しの判断根拠に人口動向を挙げている。人口規模が05年に計画区域内37万4千人、市街化区域内30万4千人に対し2020年(平成32年)は36万5千人、30万4千人と想定。人口減少しても核家族化進行で世帯数、産業規模が増加すると見込む。

  また、都市づくりの視点として従来の「少子高齢化の進展に配慮した快適で安全な都市」「低迷する経済や産業活動を支える都市」に加え、「持続可能な低炭素型都市」が加えられた。計画区域の将来像にも環境に配慮した持続可能な都市形成が盛り込まれている。

  県、市の変更、見直しは年内に原案説明会や意見を述べたい人のための公聴会などが行われ、案が確定する。縦覧を経て年明けに県、市の都市計画審議会が開かれ、国土交通大臣、県知事の協議、同意により都市計画決定される。6月には告示、縦覧される予定。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします