2009年 6月 9日 (火)

       

■ 〈盛岡市議会〉離脱合流で新第2会派結成も、正副議長選びは取り決め通り

 正副議長選びをめぐって盛岡市議会(工藤由春議長、42人)は8日、副議長選出会派の市民連合から千葉健一氏が離脱し新たな第2会派が結成される事態となった。千葉氏の離脱で市民連合は構成議員数が6人となって第3会派になったものの、最大会派の盛友会(村田芳三幹事長)は議会運営の枠組みを継続する方針を確認。市民連合からの副議長擁立で一致している。これによって正副議長の交代は、2年前にあった両会派の取り決め通り進むことが確実になった。他会派の反発は必至だ。

  千葉氏は7日に市民連合を離脱。無所属の吉田久孝氏と交渉権のない無所属会派「無所属クラブ」を一度は結成し、8日午前に議会事務局へ会派変更届けを提出した。その直後、第3会派の改革からアプローチを受けて合流を決め、改革、無所属クラブともに解散して午後までに7人による新会派「改革・みらい」を立ち上げた。

  同日は刈屋秀俊副議長が工藤議長あてに辞職願を提出。これで正副議長ともに選挙戦になることが確定した。市民連合は先週末から刈屋副議長の辞職と会派として新任候補の擁立を協議してきた。千葉氏は6日の協議で途中退席していた。

  新会派は千葉氏が離脱して6人になった市民連合を抜いて第2会派になる。これによって副議長ポストを要求する動きを見せ、盛友会、市民連合の共闘に揺さぶりをかけた。

  市議会ではこれまで第1会派から議長、第2会派から副議長をそれぞれ正副議長選で選出するのが慣例になっている。第1会派以外から議長が出たのは第2、3、4会派共闘で藤川智美氏(現改革・みらい)が選出された95年から4年間だけ。

  これに対して盛友会は前幹事長の佐藤栄一氏を議長候補とし、副議長には市民連合前幹事長の佐藤妙子氏を推すことを確認。取り決め通りの路線を貫くことで一致した。2会派の議員数は23人で定数の過半数に達している。

  同日午後に開かれた議会運営委員会(守谷祐志委員長、10人)は、新会派誕生や副議長辞職により、予定より1時間以上遅れてスタート。新会派の誕生による議会勢力の変化で9日招集の6月定例会は各常任委員会、議会運営委員会の委員選任が延期される。

  議運では鈴木俊祐氏(改革・みらい)が、第2会派から副議長を選出することは「市議会の慣例」であるとして、副議長選出について各会派に協力を求めた。

  9日の定例会本会議は、会期の決定後、工藤議長の辞職の許可について表決され、許可され次第、議長選が投票により行われる。議長選出後は刈屋副議長の辞職について同様の手続きが行われ、副議長選が行われる予定。


  8日現在の盛岡市議会会派構成
  (五十音順、敬称略、◎は幹事長)

■第1会派・盛友会(17人)
  天沼久純 伊藤俊光、遠藤政幸、金沢陽介、菊田隆、工藤由春、熊谷喜美男 佐々木弥一、佐藤栄一、竹田浩久、千葉長進、中村一、福井誠司氏、藤澤由蔵、◎村田芳三、守谷祐志、吉田孝人

■第2会派・改革・みらい(7人)
  伊勢志穂(旧改革)、◎鈴木一夫(同)、鈴木俊祐(同)、高橋司(同)、千葉健一(旧市民連合)、藤川智美(旧改革)、吉田久孝(無所属)

■第3会派・市民連合(6人)
  刈屋秀俊、後藤百合子、◎佐々木信一、佐藤妙子、高橋重幸、細川光正

■第4会派・新盛同志会(5人)
  大畑正二、兼平孝信、◎豊村徹也、藤村秀利、山本武司

■第4会派・共産党盛岡市議団(5人)
  神部伸也、庄子春治、鈴木努、◎鈴木礼子、高橋和夫

■公明党(2人、交渉権なし)
  嶋貫尚、伊達康子

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