2009年 6月 14日 (日)

       

■ 鈴の音響かせ馬コ行く 沿道に観光客

     
  沿道の声援を受け行進するチャグチャグ馬コ  
 
沿道の声援を受け行進するチャグチャグ馬コ
 

 国無形民俗文化財のチャグチャグ馬コが13日行われ、滝沢村の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮までの約15キロを行進した。午前中は時折降っていた雨も午後からは上がり、晴れ間が出た。初夏の日差しを浴びて行進する馬コに沿道から大きな声援が送られた。

  今年は滝沢支部41頭、盛岡支部25頭、矢巾支部20頭の計86頭の装束馬に役員馬11頭を加えた97頭の行進。たれやさがりぎれと呼ばれる黄色や赤などの色鮮やかな装束、首につるされたなりわや無数につけられた鈴で着飾った馬コが街中をゆっくりと歩いた。

  県庁、市役所前では馬コを一目見ようと沿道の両側を大勢の観光客が埋めた。バトントワリングやブラスバンドの先導で馬コが行進してくると観客はカメラやビデオを構えて一斉に撮影。かさをかぶってかわいらしく手を振るかすり姿の乗り手の様子や涼しげに響く鈴の音にほおを緩ませていた。

  チャグチャグ馬コの一部が係留された中津川の河川敷は子供たちをくらに乗せて撮影しようとする親子連れや少しでも間近で馬の表情や装束を見ようと訪れた人たちでにぎわった。学生服姿の修学旅行生の姿もあり、岩手の民俗芸能を興味深そうに眺めていた。

  埼玉県から来た間下房男さん(76)、ヨシ子さん(75)、千恵子さん(42)の家族は、初めてチャグチャグ馬コを見物に来たという。「一度は行ってみなくてはと思っていた。テレビでは見たことがあったが実際に見るのはやっぱり全然違います。衣装もすごくきれいで鈴の音色も素晴らしかった。ぜひまた来たい」と郷土色豊かな祭りに感動していた。


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