2009年 6月 17日 (水)

       

■ 水分小学校児童が童話劇 かとうじ山音楽会で

     
  水分小学校の児童らによる童話劇「鹿踊りのはじまり」  
 
水分小学校の児童らによる童話劇「鹿踊りのはじまり」
 
  紫波町小屋敷のビューガーデンで13日、かとうじ山の音楽会が開かれた。町立水分小学校の児童らによる宮澤賢治作品の童話劇や水分児童館の子供たちの踊り、コーラスグループによる歌などを楽しみながら、町の偉人である藤原嘉藤治の生涯に思いをはせた。

  水分小学校の児童は、童話劇「鹿踊りのはじまり」と朗読「雨ニモマケズ」を披露。同校児童は過去にも「セロ弾きのゴーシュ」や「どんぐりと山猫」などを発表しており、これが6作品目。

  今年が3回目の出演となる同校6年の鷹木希実さんは「歌がなかったので、せりふや動作で表現するのが難しかった。せりふの間違いもあったけれど、みんなでフォローできて良かった」とほっと一息。初めて音楽会の舞台を踏んだ3年の上戸美穂さんは「せりふは大丈夫だったけれど、リアクションが難しかった」と話し、来年の出演にも意欲を見せていた。

  ステージ上では、水分児童館の年長組の子供が「宮手鹿踊り」を披露したほか、詩の群読、コーラス、テナーホーン演奏なども催された。

  藤原嘉藤治は宮澤賢治との交流で知られ、初期の賢治全集の編集者で、教育者、音楽家、開拓者などさまざまな顔を持つ町を代表する偉人の一人。この催しは、嘉藤治が開拓した土地で賢治作品や音楽を楽しむことにより、嘉藤治の遺徳をしのぶもの。

  音楽会の実行委員長を務める内城弘隆さんは「矢巾町や石鳥谷町、雫石町などの賢治愛好家とのつながりも出ている。奥羽山脈西側の山沿いに賢治ラインを作り、交流を深めていくことができれば」と展望。「賢治の農民精神歌の実践者である嘉藤治の顕彰を通じて、賢治の精神と嘉藤治の実践力を、子供や若い人に伝えていきたい」と話している。

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