2009年 6月 24日 (水)

       

■ 国体主会場はどっちに きょう準備委常任委員会

 2巡目国体の開閉会式と陸上競技の会場を決める第6回県準備委員会常任委員会は24日、達増知事も出席して盛岡市内で開かれる。盛岡広域8市町村は県営運動公園陸上競技場(盛岡市みたけ)の第1種公認の維持と盛岡開催を強く要望。既存施設の利活用などの観点から北上総合運動公園(北上市相去町)での開催が望ましいとした国体準備委員会総務企画専門委員会(委員長・佐藤正春県体協理事長)の答申や、それを支持する県側と折り合いがつかぬまま会場地選定が先送りされてきた。達増知事は23日の記者会見でも県営運動公園陸上競技場を第2種整備にとどめる意義を強調。国体成功に向け、多くの県民が納得する結論が得られるか注目される。

  国体の主会場地とも言える開閉会式と陸上競技の会場地をめぐっては先月25日の常任委員会で、北上総合運動公園が適切との総務企画専門委員会の答申が示された。しかし、盛岡開催を主張する委員を中心に慎重審議を求める声が相次ぎ、結論が持ち越されていた。

  23日午前の記者会見で達増知事は、県の総合計画では本来、交通の利便性の良い場所に新しい県営運動公園を造る計画で、盛岡市みたけの運動公園は解体除去される予定だったと説明。財政難で新しい県営運動公園の移転新築が凍結され、東北大会開催可能な第2種競技場となって今後10年ぐらい、盛岡市みたけで県営運動公園として機能していくということは「盛岡にとっても悪い話ではない」と話した。

  「(県営運動公園は)そもそもお金があれば、みたけ以外の場所に造ることが決まっていたもので、現在地に立派なスタジアムを、というのは論理的に矛盾する」とも述べ、陸上競技場を第2種公認の整備にとどめ、ドーム型の多目的屋内練習施設とスポーツ医科学センターをみたけに整備する県教委の方針を支持した。

  24日の常任委員会で開催地を最終決定するのかとの質問に対しては「関係者が国体成功のために努力しているところ。物別れに終わるといった事態への準備はしていない」「(会場地選定は)多くの関係者の判断による。発言があれば聞かせていただくし、発言に対するほかの人の意見も聞いてみたい」と述べるにとどめた。

  盛岡広域8市町村では首長のほか、盛岡商工会議所、市体育協会、市町内会連合会など関係団体や県議、市議の有志が国体主会場の誘致活動を活発に展開。「盛岡のコンベンション機能を生かしソフトとハードを合わせて大会を岩手の発展に結びつけるべき」「国体とともに開催が見込まれる全国障害者スポーツ大会も視野にユニバーサルな観点で県営運動公園の第1種公認仕様の整備を」「IGRの活用の観点からも県営運動公園での開催が望ましい」などと主張してきた。

  盛岡市の谷藤裕明市長は結論が出る出ないには言及しなかったが「盛岡市民の思いを主張していく」として、あくまで盛岡主会場誘致の考えで常任委員会へ出席する考え。

  同市議会有志のスポーツ振興議員連盟の遠藤政幸会長は「24日は結論を出さないようにしてもらい県議会の議論で決めてほしい。もし決まるようなら県民代表の県議会の議論なくして決まることになり、達増知事は県立病院無床化の二の舞で汚点を残すことになる。納得のいく手立てを望む」と話す。
 

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