2009年 6月 26日 (金)

       

■ 〈岩手競馬〉第1期は計画を2800万円下回る

 県競馬組合によると、岩手競馬の09年度第1期(4月4日から6月8日まで)の収支実績は収入が51億5800万円で計画額と比べて97・8%となった。経常損益は2200万円の損失。計画では600万円の利益計上を見込んでいたため、差し引き2800万円の収入不足が生じた。この差額補てんについては第2期以降の組合内部の経費節減で解消できるという。事業運営費のコスト調整は行わない。

  25日の組合運営協議会(会長・瀬川純県農林水産部長、委員7人)で報告された。

  それによると自場発売は実績32億9100万円で計画に対して達成率91・6%、広域委託発売は10億3700万円で104・3%、インターネット発売は5億5400万円で135・6%。3つ合わせた達成率は97・7%となった。広域受託発売は14億3300万円で99・4%だった。

  開催回数別の発売を見ると、水沢の第1、第2、盛岡の第2が計画比100%を超えた。一方、ゴールデンウイーク期間中と重なった水沢第3回が90%を切った。組合側は「高速ETC割引の波及効果が岩手競馬に届かなかった」と分析する。

  総入場者数は08年度第1期が43万383人だったのに対し、今年度は40万2841人で前年度比93・6%。盛岡、水沢の両競馬場には10万3023人に対して9万7870人と同比95%となっている。

  収入の実績見込みは発売収入や広域受託協力金など収入合計が計画額52億7300万円に対して1億1500万円の減だった。総利益は12億5100万円で計画比4900万円減の96・2%だった。

  支出は競走関係費(賞典費)が出走頭数の確定により計画より1100万円少ない4億1400万円、施設・情報システム費や開催労務費など事業運営費は1千万円少ない8億4千万円だった。

  藤尾善一常勤副管理者は「予想より落ち込みは鈍化して持ち直した。全国の地方は97・6%、JRAも5月末で95・9%と、昨今の経済低迷状況下で健闘した。JRAレースがあれば入場者数は2倍になり競馬ファンはまだまだいる。岩手競馬に振り向ける工夫をしたい」などとし、発売向上策に努めると約束した。

  2800万円の収入不足を補うための節減対象になる組合内部の経費は、事務機器借り上げや光熱水費、投票関係賃金など。ただし、第2期終了時の8月17日までに発売額が計画額を大きく下回る場合は第2期途中でも必要なコスト調整を行うことで委員が了承した。


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