2009年 8月 16日 (日)

       

■ 衆院総選挙18日公示 候補予定者、出陣へ手はず整う

 第45回衆院選は18日の公示まで2日と迫った。本県では県内4小選挙区に5党の16人が出馬を予定。解散から最長の40日という期間をフルに活用し、前哨戦を繰り広げてきた。政権選択が最大の焦点となる今衆院選。本県では4選挙区すべてに候補を擁立する自民と民主の戦いが軸となり、1区は5人、2区は3人、3区は3人、4区は5人の立候補が見込まれる。公明、共産、社民などは比例重視の戦いで東北比例の議席確保や拡大を目指す。総選挙は4年ぶり。投開票は30日。

  【 岩手1区 】

  民主前職の階猛氏(42)に、自民の高橋比奈子氏(51)、共産の吉田恭子氏(28)、社民の伊沢昌弘氏(62)、幸福実現の森憲作氏(52)の4新人が挑む構図が濃厚。県都決戦は、階氏が達増知事の知事選出馬に伴う補選で初当選して以来の2年間を有権者に問う。これに4新人が政権選択の問われる中でそれぞれ政策を訴えている。

  高橋氏は盛岡市議、県議時代の14年間の実績と行動力を掲げ、党支持層に加えて独自に新規の掘り起こしを連動させた戦いを展開している。公示日は午前9時ごろから同市菜園1丁目16の事務所前で第一声を行う。

  階氏は、全県での支援体制がなく、社民が候補を擁立する中で補選とは全く別の戦いに臨む。「政権交代を果たす歴史的使命感を持って臨む」と訴える。午前8時45分から同市大通3丁目の七十七銀行前で第一声の予定。

  吉田氏は自公、民主とも違う「建設的野党」として党の政策を訴え、比例と連動して戦う。候補中最年少の若さを背景に新たな支持層掘り起こしを図る。午前9時から同市本町通2丁目の浅沼ビル前で第一声を行う予定。

  伊沢氏は1年半前に擁立が発表されて以来、護憲の党として支援拡大を図ってきた。民主との連立では「ご意見番」として存在意義を強調する。同市南大通2丁目のいけだ整形外科前で午前8時45分に第一声の予定。

  森氏は今年5月に結党したての党の政策を辻立ち辻説法で説いて回る。既成政党を批判し、北朝鮮問題や消費税撤廃など独自路線を訴える。同市中央通1丁目の事務所前で午前9時から第一声の予定。

  【 岩手2区 】

  自民前職の鈴木俊一氏(56)、民主新人の畑浩治氏(45)、幸福実現新人の工藤哲子氏(46)がこれまでに立候補を表明している。自民が県内唯一の議席を死守するか、民主が全県制覇に向け議席を奪取するかが注目されている。

  鈴木氏はこれまでにない厳しい選挙との認識で、本人はもちろん県議団らによるあいさつ回りで支持固めを行っている。公示日は宮古市の宮古駅前で午後0時15分ころから第一声を行う。

  畑氏は前回選挙から地道に各地域をあいさつ回り、党も参院議員4人を同区に張り付ける強力布陣で臨む。公示日は午前8時から滝沢事務所で神事の後、事務所前で同9時30分ころから第一声を行う。

  工藤氏は街宣カーによる政策訴えのほか、辻立ちやあいさつ回りで知名度の浸透を図っている。公示日は滝沢の事務所で午前10時30分ころからの出陣式に続き、事務所前で第一声を行う。

  【 岩手3区 】

  4選を目指す民主前職の黄川田徹氏(55)に、自民新人の橋本英教氏(42)が再度挑む。前回擁立した共産からの出馬はないが、幸福実現が新人阿部忠臣氏(35)を擁立する。

  橋本氏は前回選で出馬決定が公示直前で準備不足だったが、これまで知名度向上に努めるなど雪辱を期す。黄川田氏も常在戦場を胸に選挙区での活動を展開し、民主への追い風を背に本番に臨む。

  【 岩手4区 】

  国替え問題も結局これまでの選挙区に落ち着いた民主前職の小沢一郎氏(67)と自民が擁立する元職の高橋嘉信氏(55)との、かつての師弟対決が話題の選挙区。共産が新人瀬川貞清氏(59)、社民も新人小原宣良氏(65)、幸福実現が新人安永陽氏(61)と、1区と同じく最多の5人が立候補を予定している。

  小沢氏は党代表を退き首相への可能性は低くなったが、政権交代の主役として14回目の当選を目指す。高橋氏はかつて小沢氏の秘書を務めた腹心だったが、たもとを分かち今回、直接対決に挑む。瀬川氏と小原氏は比例得票との連動を強め得票を図る。

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