2009年 8月 21日 (金)

       

■ 観光立県へ計画協議 県設置の推進会議が初会合

  県が設置したいわて観光立県推進会議(会長・佐藤義正県観光協会理事長)の初会合が20日、盛岡市内で開かれた。7月から施行された「みちのく岩手観光立県基本条例」を受けて策定する仮称県観光振興基本計画の協議が当面の役割となる。

  会議は07年から設置していたいわて世界遺産観光推進会議を発展改組したもの。観光協会や経済団体、市長会や町村会、旅行事業者などで構成される。

  計画の策定は条例に明記されていた。策定に着手した計画は今年度を初年度とし、年度内の策定を目指すため、2月定例会への提案、議決を求める見通しだ。

  計画は目的、実施期間、現状や課題、基本構想、目標となる目指す姿、施策の実施方法、推進体制などを盛り込む予定。同会議として実務レベルの幹事会を設置し、具体的に計画案内容を協議、整理していく。

  観光は産業面で波及効果が広く、総合産業とのとらえ方が広がっている。観光そのものも個人・小グループ型、体験や交流に主眼をおいた滞在型、多様で個性的な目的性の高い旅やテーマ性のある旅へとスタイルが変容してきている。

  このため、一層、従来の観光産業にとどまらず、グリーン・ツーリズムといった農林水産業など他産業との連携、回遊型観光のメニュー提案などが課題となっている。

  岩手としては、平泉の文化遺産の世界遺産登録への取り組みが、観光産業への期待として高いが、計画では目玉からの全県波及、各地域での特色を生かした受け入れ態勢や広域連携への戦略が求められる。

  同計画は、それら課題を踏まえて、総合的に振興を図るため策定される。県では部局横断の内部組織として県観光産業振興本部を昨年11月に設置しており、同会議と同本部の検討を経て素案をまとめて12月をめどに公表する予定。パブリックコメントなど県民の意見を聞いた上で基本計画案をまとめる。

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