2009年 8月 22日 (土)

       

■ 〈甲子園〉花巻東が4強 商店街に響き渡る歓声

     
  花巻東野球部がベスト4進出を決めた瞬間ホットラインサカナチョウでは大歓声  
  花巻東がベスト4進出を決めた瞬間ホットラインサカナチョウでは大歓声  
  甲子園で21日にあった花巻東のベスト4進出を懸けた戦いに盛岡市内の商店街も沸いた。同市肴町のホットラインサカナチョウでは、商店主や会社員、主婦、女子学生ら200人ほどが大型スクリーンの前に集まり、県勢として90年ぶりのベスト4進出となった試合を観戦した。

 開始時は30人ほどだったが、次第に足を止めて観戦する市民が増加。6回ころには100人を超し、逆転に次ぐ逆転の手に汗握る熱戦にくぎ付け。同市内のピアニストの北島貞紀さんは「ベスト4に駒を進められれば大変な偉業」と気が気でない様子で観戦。

  延長が決まると観戦者は200人を超え、大型スクリーン前のイズミヤやマルトク靴店の入り口もふさがるほどに。同靴店では「きょうは仕方ない。勝ってもらいたい」と一緒に応援していた。

  勝負が決まった瞬間は大きな拍手がアーケードに響き渡った。不動産鑑定士の浅井敏博さんは「雄星選手の降りたあとどうなるか心配したが勝った。チームワークの素晴らしさを教わった。景気は低迷しているが、まだまだできることはある」と気を引き締めていた。

  平金商店店舗部の遠畑賢一部長は、盛岡南高野球部OB。「花東とは3年の県大会のベスト8で対戦し負けた。今でも忘れない。きょうは仕事の合間を縫って見た。はらはらしたが、新たな歴史を刻んだ。このまま優勝してもらいたい。応援セールはできないが優勝の垂れ幕は出したい」と話した。

  安保博夫盛岡市肴町商店街振興組合事務局長は、盛岡三高野球部OBで元岩銀野球部監督。「花東野球部はわれわれの時代と比べものにならないほど、素晴らしい野球を見せてくれた。佐々木監督の指導力もすごい。これまで岩手の野球は甲子園で1回戦を勝てるかどうかが壁だった。彼らは強豪に物おじせず戦っている。すごい。ナインの半数近くは盛岡出身。ぜひ優勝してもらいたい」とエールを送っていた。

  同市中ノ橋通の盛岡信用金庫の矢吹悦延会長は「岩手の選手の素晴らしさに感服。元気をもらった。彼らの活躍が地域経済の活性化の起爆剤になる。ぜひ優勝を」と花東ナインに期待を寄せていた。

  同市中央通の盛岡グランドホテルアネックスの高宮裕支配人は花東野球部OB。「1990年、わたしが2年のとき甲子園に出場したが1回戦で負けた。今の野球部はすべてにバランスがある。今回のベスト4も全員野球で勝った。昔の高校球児と同じで感動して見た。決勝はわたしも甲子園で応援する。全員岩手っ子。深紅の優勝旗を岩手に」と気合いを入れていた。

  同市大通の藤沢体育堂野球用品担当の藤沢俊輔さんは「大逆転で素晴らしい試合だった。盛岡市出身の選手の多くは小学、中学時代に野球道具を買いに来てくれた。雄星投手は甲子園に行く前に当店に立ち寄りあいさつしてくれた。あいさつや礼を忘れない人。花東野球部に進んだ彼ら全員が礼儀正しい。あと2試合頑張ってもらいたい」と話していた。

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