2009年 8月 25日 (火)

       

■ 盛岡商工会議所が商店街条例の創設を要望へ 団体加入など責務に

 盛岡商工会議所(永野勝美会頭)では「盛岡市商店街の活性化に係わる条例制定」に関する要望書を策定。近く谷藤裕明盛岡市長に提出し、商店街組合加入などを含めた条例の制定を要望する。同条例(案)は商店街が地域の経済・社会の発展のために果たす役割の重要性を考慮し、商店街における商工業の活性化を図る狙いがある。

  商店街の責務には▽商店街の活性化に関する事業または地域社会の課題解決に資するための取り組みを推進し、魅力ある商店街形成▽市民生活向上のために、快適な商店街の環境整備▽地域内事業者の理解を得ながらの組織基盤の強化―などを掲げる。

  事業所の責務は▽自らの経営基盤の商店街の維持管理など商店街団体が果たす役割を尊重し、商店街団体への加入等による協力▽地域の歴史文化を継承した伝統行事等の意義を理解し、応分の負担による協力―などとする。

  市の責務は▽市民、商店街団体、事業者、経済団体と協働し、商店街の活性化に必要な施策の推進▽商店街の活性化に関する事業または地域社会の課題解決に資するための取り組み、地域の歴史文化を継承した伝統行事等に対し必要な支援―など。市民の協力は▽同取り組み、伝統行事等への協力―などを盛り込むよう要望する。

  同案の策定は、同会議所まちづくり委員会(松本静毅委員長)が中心に行ってきた。商店街は、その区域内で事業を営むものを構成員として組織され、互いに協力し合いながら維持発展し、地域経済・社会の発展に不可欠な社会的役割を担うと重視。

  しかし近年、商店街活動や地域活動に非協力的なチェーンストア等が商店街に急増し、最近の厳しい地域経済の状況とあいまって商店街の事業活動の衰退問題が浮上。同委員会では、商店街の衰退が地域経済全体の衰退となり、地域住民同士のつながりや歴史文化の喪失など多方面に影響が及ぶことを懸念し、盛岡市商店街連合会(吉田莞爾会長)と協議を重ねてきた。

  松本委員長は「盛岡の街の発展のために条例制定の要望に至った。大通商店街などは、県外のチェーンストアや居酒屋が組合加入しないケースが多い。条例には罰則規定はない。世田谷区では、既に同様な条例を施行しているが、加入促進が進んでいる。盛岡市でも条例が制定されれば、効果が期待できるのでは。条例には、既存の商店街の責務もあり、改めて自分の商店街の役割の再認識にもなろう」と話していた。

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