2009年 10月 3日 (土)

       

■ サツマイモを村の特産品に 滝沢村で試験栽培の新品種収穫

     
  新品種のサツマイモ「クイックスイート」を掘り出し、大喜びの園児たち  
  新品種のサツマイモ「クイックスイート」を掘り出し、大喜びの園児たち  
  滝沢村はスイカに続く特産品に育てようと今年、サツマイモの新品種「クイックスイート」の試験栽培に取り組んだ。サツマイモの主力生産地は関東以南だが、クイックスイートは寒い地域でも良く育つ新品種。甘みが強く調理もしやすい。試験栽培で良い結果が得られれば、産直での販売や加工品材料としての出荷も検討していきたいという。

 同村滝沢字外山の休耕田を利用した畑では2日、近くの元村保育園の3、4歳児約40人がクイックスイートの収穫を体験した。6月に作付けされたもので今が収穫時期。園児たちは、手を真っ黒にしながら大きいもので長さ約30a、重さ1`にもなるサツマイモを掘り出し「でっかい」「鉄砲みたいな形」などと歓声を上げた。小山田駿ちゃん(5)は「楽しい。焼きいもにして食べたい」と笑顔を広げた。

  クイックスイートはサツマイモの主力品種の「ベニアズマ」と「九州30号」を掛け合わせた品種。甘みが強くねっとりとした食感が特徴。電子レンジで短時間で調理でき、冷めてもおいしい。収穫後、10日から1カ月程度、日陰で熟成させると、さらに甘みが増すという。茨城県と村内に試験農場を持つ種苗業者の柳川採種研究会が開発し、紹介された。

  村では今年、土壌や気候との相性を調べるため補助金を出し、村内全域の農家約40戸に苗4500本を配布。合わせて約15eに作付けた。収穫の状況を調査し、産直などでの販売を検討。村内菓子店などの協力を得て加工品材料としての出荷の可能性も探っていく。

  約千本の苗を作付けた栽培農家の駿河正典さん(58)は「ほとんど植えっぱなしで手もかからず、年寄りでも気軽に育てられるのではないか。休耕田も多いので特産品として期待できると思う」と出来栄えを評価。同村の畑村政行農林課長も「スイカに続く特産品に育てたい」と期待を寄せていた。


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