2009年 10月 28日 (水)

       

■ 癒しのいすと木工小品展 滝沢村の西舘さん

     
  一緒に暮らしていて楽しい家具が並ぶ西舘正和さんの作品展  
 
一緒に暮らしていて楽しい家具が並ぶ
西舘正和さんの作品展
 
  滝沢村の木工作家、西舘正和さん(山盛工房)の作品展「癒しの椅子と木工小品」が11月3日まで、雫石町長山松森の野の花舎カフェギャラリーで開かれている。いすを中心にテーブルや皿など約50点を展示。実際に触れながら「一緒に暮らしていて楽しい家具」、自分だけの逸品を見つけることができる。

  スツール、ベンチテーブル、チェアテーブル。西舘さんの作るいすは一見すると無骨そうだが、座ってみるとその良さが分かる。腰を下ろした瞬間に、しっかりと自分を支えてくれる力強さと木のぬくもりを感じさせる温かさがある。

  一部のいすはあえて木の表面をなめらかにせず、凹凸をつけて削りだした跡を残したデザイン。「キャリアが27年になると、きれいなものを作ろうと思えばいくらでもできる。でも、きれいなものが果たして使いやすいのか」。加工途中の工程が目に見えるほか、座りやすさが追求されている。

  家具の表面には漆が塗られている。一般的に漆は加色のために用いられることが多いが、西舘さんは漆を加色のための道具とは考えていない。ある時は接着剤であり、ある時は保護であったり。塗りもすべて自身で手掛けるため、アカマツ、エンジュ、カツラ、クリと木の持つ特徴を引き出しながらさまざまな工夫が可能だ。

  これまでの作品づくりはどうしても自分自身の作りたいものが先行したり、素材が先行したりの仕事だったという。今回は肩の力を抜いて「自分が作りたいものと木の個性をうまく融和させてつくることができた」と話す。会場にはいすのほか、木で作ったかばんや菓子皿、茶たくなども展示されている。

  西舘正和木の作品展は11月3日まで、雫石町長山松森33の4のカフェギャラリー野の花舎で開催中。午前10時から午後4時まで。観覧無料。問い合わせは野の花舎(電話692|2151)まで。


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