2009年 10月 29日 (木)

       

■ 管理栄養士を養成 盛岡大学が栄養学部を新設

 盛岡大学(望月善次学長)が管理栄養士国家試験受験資格などを得られる4年制の学部として、来年4月の開設を申請していた栄養科学部栄養学科が正式に認可される見通しとなった。新学部の教授には前宮古市長で医学博士の熊坂義裕氏(57)や農学博士で東大分子細胞生物学研究所教授の徳田元氏(63)が加わる予定だ。

  望月学長と同大の久慈次男理事長、栄養科学部長就任予定の齋藤宗勝短期大学部長が28日、記者会見し、新学部設置の申請経過を説明した。同大によると、学部新設などを審議する大学設置・学校法人審議会が27日、盛岡大学の申請を認める答申書を文部科学大臣に提出。30日付で認可される旨が伝えられた。

  栄養科学部栄養学科は定員80人。教養教育科目のほか、栄養や公衆衛生、調理科学、地域食材資源論などの専門科目を開講する。専任教員は教授10人を含む16人。ほかに助手5人、非常勤教員31人が指導に当たる。熊坂氏は健康管理概論や臨床医学総論など、徳田氏は微生物学、生化学などの講義を担当する。

  管理栄養士国家試験受験資格をはじめ、栄養士資格、栄養教諭一種免許状、食品衛生監視員任用資格、食品衛生管理者任用資格が取得できる養成施設として申請中で現在、最終的な手続きを進めている。新学部の開設に伴い同大短期大学部の食物栄養科(定員100人)は廃止されるが、幼児教育科(同150人)は存続させる。

  望月学長は「北東北には管理栄養士の養成施設が少ない。地域性や学生の面倒見が良い大学の特徴を生かし、地域に貢献できる人材を育てたい」、齋藤短期大学部長も「高い専門性と人間理解力をはぐくむ『人間栄養学』を追及したい」などと決意を述べた。

  計画によると、栄養科学部の初年度の募集人員の内訳は推薦入試40人、一般入試の前期35人、後期5人。推薦入試の出願は12月1日〜同14日まで。同19日に試験、同25日に合格発表。一般入試前期の出願は1月13日〜2月2日まで。2月14日に試験、同23日に合格発表。後期は出願が2月13日〜3月2日まで。3月10日に試験、同16日に合格発表の予定。

  現在、北東北で管理栄養士養成課程を有するのは青森県立保健大学の健康学部栄養学科(定員30人)のみ。管理栄養士試験の合格率は養成課程のある4年制大学の卒業生で70〜80%、栄養士資格を得た後、1年以上の実務経験を積んで受験した人が5〜10%と言われ、4年制大学の養成施設のニーズは高いという。

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