2009年 12月 9日 (水)

       

■ 簗川道路3号橋が連結 2012年度末の供用へ進ちょく率93%に

     
  簗川道路の整備計画図  
 
簗川道路の整備計画図
 
  県営簗川ダム整備事業に伴う一般国道106号の付け替え道路「簗川道路」の進ちょく状況は今年度末で約93%になる。総延長約7`のうち起点となる盛岡市川目地内の約1`と終点の同市簗川の数百bを残すのみとなる。供用開始は2012年度末の予定。8日には未整備区間と接する3号橋354bの連結式が行われた。県や施工業者が開通への弾みになるよう期待した。

  簗川道路は簗川ダム整備で水没する106号現道の付け替えとして92年度に事業採択され、今年度が18年目。97年度から用地取得が始まり、工事用道路に着手。99年度から本線工事も始まった。橋りょうは14カ所あり、01年度完成の6号橋が第1号となった。総事業費は約283億円と見込んでいる。

  盛岡地方振興局土木部・簗川ダム建設事務所によると、3号橋は市中心部の起点から約1・4`にある2本目の橋。橋の長さが354bで、これに続く4号橋385bに次ぐ長さ。有効幅員が14b、地上からの高さが30〜35b。

  00年度からの地質調査を経て設計。国内での施工実績が少ない、県内初導入の「連続鋼ストラット管付き箱桁橋」が採用されている。これにより段差による衝撃がなく、橋を支える下部の構造を細くできる。自然環境に最大限配慮でき、経済効率も高いという。

  連結完了により、残る上部工や防護柵設置、道路舗装などの整備を経て3号橋の完成を見るのは来年6月の予定。工事費は概算で16億7千万円と見込まれる。

     
  連結式の行われた簗川道路の3号橋(写真奥中央が106号現道)  
 
連結式の行われた簗川道路の3号橋(写真奥中央が
106号現道)
 
  連結式では高橋誠建設事務所長から経過報告のあと、コンクリート投入や締め固め、表面仕上げの連結行事が行われた。最後に全員で簗川ダム整備事業全体の早期完成を願って万歳三唱した。

  望月正彦振興局長は「簗川道路は宮古盛岡横断道路の一部。本日めでたく橋げたが連結した。この橋が末永く地域に愛される橋となるよう願う」とあいさつした。

  施工者で東日本コンクリートの栗山啓一技術部長は「大切な水資源を守り、市民を災害から守るための県による一大プロジェクトの一翼として参加できたことはわが社の誇り」などと述べた。

  国道106号は県が管理しており、簗川道路と簗川ダムは県直営事業。3号橋より市中心部側の未整備区間から分かれて都南大橋に向かう都南川目道路は国の直轄代行で整備されている。


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