2009年 12月 11日 (金)

       

■ 〈よしこさんのおいしい岩手〉13 かりんジャム 丸山淑子

     
   
     
  のど飴(あめ)の代名詞カリン。少々手間はかかるもの冬場のために、毎年作っている保存食のひとつがカリンジャム。これがあると安心して冬を過ごせます。

  甘酸っぱく香りの良いジャムです。とろみ加減はお好みで。ゆるめに作っておくと、お菓子などにも利用できます。写真はティラミスクリームのシンプルケーキに添えました。

  【材料 250_gびん約3本分】 大さじ1で45`i

  カリン1`(正味750c)、グラニュー糖500c(実の60〜70%)

  【作り方】

  @カリンは縦に4〜6等分に切り、皮・種・芯を取り、実は薄切りにする。(皮が硬くてむきにくい場合はピーラー、実はスライサーが便利)

  A皮・種・芯をなべに入れ、ヒタヒタに隠れる程度の水を加える。強火で煮始め、煮立ったら中火で10分煮る。少しとろみがついたらざるなどでこし、グラニュー糖を加える。中火で混ぜながら煮て、沸いたら実を加え、混ぜながらとろみがつくまで15分位煮る。清潔なフキンなどをかけて冷ます。(ふたをすると蒸気がこもり水滴が落ちる)

  B脱気殺菌をし、冷めたら冷蔵庫で保存する(2年位保存できる)。

  *脱気殺菌の仕方*びんを洗う→10分煮沸する→乾かす→びんの口から1a下までジャムを詰める→びんのふちをふき、ふたを軽くしめる→なべにびんを入れ、びんの2/3の高さまで湯を入れる→20分煮沸する→取り出し、ふたをきつく閉める

  【ポイント】

  @皮・種・芯を利用する!ペクチンが多く、とろみがつきやすくなります。

  A短時間で仕上げる!長く煮つめると味と香りをそこねます。

  B火加減は中火!弱火で気長に煮ていると煮つまりすぎて固く仕上がります。

  【栄養ひと口メモ】

  カリンは、ナトリウムの排出を助けるカリウム、生活習慣病予防効果のある食物繊維が豊富です。注目成分は、色素成分のクリプトキサンチン。パワフルな抗酸化・抗加齢作用で活性酸素を退治します。今回は、皮も使うので無駄なく摂取できます。

  「レンジでジャム作り」のように、簡単に仕上がりませんが、作る過程を楽しんでいただけたら良いなあ、と思います。時間と気持ちに余裕があり、ほれぼれするような大きくて香りの良いカリンに出会った時には、お試しくださいませ!
  (料理研究家、大迫町在住) 

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