2009年 12月 11日 (金)

       

■ 親近感を増す風景 田村晴樹水彩画展

     
  「南昌山大運動会」  
 
「南昌山大運動会」
 
  盛岡市の田村晴樹さんの水彩画展が12日まで、同市上ノ橋町のギャラリー彩園子で開かれている。市内での個展は2006年以来。新作を中心に約40点の水彩作品が展示されている。

  「南昌山大運動会」は厚い水彩紙の耳の部分をわざと残した作品。南昌山を含むなだらかな山並みを両側から押したように詰めて、陸上のトラックのようなだ円形の上に配置。対面する側には盛岡の街並みのシルエットを描き込んだ。

  画面全体を彩るのは青と白のストライプ。大地や水、空気などのイメージが投影されているという。

  「空」は水彩紙の上に和紙を張って制作。自身にとって和紙は絵の具の一つという位置付け。水彩紙に描いた色が和紙の下から透けて見える効果を狙った。心穏やかなグリーンに包まれた円柱には、グレーやブルーなどの色彩を配置。「空の色が毎日違うように、皆にとっていろいろな空がある」という思いを託した。

  「PLATE」シリーズは画面の中に円形を配して、そこに膨らみを帯びた細長い線を描いた作品群。出身地の八戸市では海の側に住んでいたため、大きな船を眺めて育った。細長い線はその船のイメージから生まれたが、制作を重ねるうちに発展。いさり火の上空に現れるという光柱やウサギの耳などさまざまに想像を膨らませて作品化している。

  午前10時から午後7時(最終日は同6時)まで。
 

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします