2009年 12月 13日 (日)

       

■ 〈トシコズ・ドリーム〉48 照井顕 思い出のキオイ

 穐吉敏子さんが、開運橋のジョニーへ来た09年10月「ベースの鈴木良雄さんが、10年2月8日に東京の紀尾井ホールで、CD・マイ・ディア・ピアニストのリリース記念コンサートを開くので、わたしも呼ばれている」と話していたことから、行くということに決めていた。そのことを11月27日、鈴木さんと山本剛さんのデュオ・ライブ・イン田沢湖の時に彼に伝え、紀尾井ホールに席の予約をした。

  12月1日、その予約番号、4007−5730、1階3列14〜15を知らせるはがきが届いた。このコンサートでは、CDで共演した6人のピアニストのうち、穐吉敏子さん、山本剛さん、野力奏一さん、イサオ・ササキさんの4人が出演する。

  その紀尾井ホールは、グレード・マスターズという、日本のクラシック音楽界を支え続けてきた先輩たちに光をあてるコンサートも毎年開いている。岩手県紫波町にある、あの、あらえびす記念館の野村記念講座に毎年来て美しい歌声を響かせてくれる「嶺貞子」さん。ほか90代のチェロ奏者「青木十良」さんなど、9名のグレートな演奏家のコンサートY(07年11月23日)のゲストは、何とNEA・ジャズマスターこと「穐吉敏子」さんだったのです。

  もちろんぼくも女房と聴きに行った。あの時の演奏は、クラシックをアレンジした、完璧な、穐吉敏子のジャズ。終演後CD売りを手伝っていたら、2階から穐吉さんの声!「テルイさん!コンサート聴きに来たのじゃなく、CDを売りに来たの?」と言って笑った顔を思い出す。

  思い出すといえば、ピアノの山本剛さんの話。田沢湖でゆっくり話したとき、30年近い前、五木寛之さんの小説「海を見ていたジョニー」が、FM東京で音楽ドラマ化され放送。そのドラマの中の「ジョニー」役で、レフト・アローンを弾いたのは、彼・山本さんだった。ぼくはそのとき、共演者として、当時ぼくの店「ジョニー」に出演していた、岩手の若い演奏者たちを東京に連れて行った。その時のこと山本さんは覚えていて自ら話を切り出したのだった。


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