2009年 12月 17日 (木)

       

■ 「岩手の観光を強くするために」 岩手経済同友会が県へ提言

     
  達増知事(右)に提言書を渡す永野代表幹事ら岩手経済同友会のメンバー  
 
達増知事(右)に提言書を渡す永野代表幹事ら
岩手経済同友会のメンバー
 
  岩手経済同友会は16日、「これからの岩手の観光を強くする」提言書を達増知事に提出した。同友会が今年度、観光産業推進委員会(阿部健委員長)を中心に議論してまとめた。マーケットイン(観光客のニーズに基づいた観光施策の展開)の考え方、観光地づくりは地域づくりと一体であるとの考え方、観光客のニーズはその土地の「暮らし」と「人との出会い」であることを基本に置いている。

  提言には永野勝美、小苅米惇一の両幹事、阿部委員長らが県庁を訪れた。永野代表幹事は「県観光立県推進基本計画とこの提言を2つ合わせて観光を進めることがいいと思う。これまで全県的な迫力が足りなかったが、本県観光は悠長な気持ちではいられない。全県が総ぐるみで取り組んでいかなければならない」と語った。

  提言では観光地づくり、岩手の素材をいかに磨くかについて、歩いて楽しめる町・町並みづくり、エコミュージアムの形成を提案。歩いて楽しめる町づくりでは、一例として岩手の先人をモチーフとした町づくりを提唱した。

  取り組みのため主体を明確にする必要があり、これまでの行政や観光関係者中心の動きに不足していたのはビジョンを持った強いリーダーや中心的に動くメンバーの存在、より多くの人々の参画と地域ぐるみの動き、取り組みに対する地域の情熱とプライドと指摘。より多くのセクターからの参画の中で企画、具体化が図れるよう、商工会議所や商工会が実践主体となって地域参画型の推進組織・仮称観光まちづくり会議を立ち上げ、具体化の母体とすることが必要としている。

  このほか、景観への徹底した配慮とこだわり、恒常的な顧客満足度調査や女性の視点からの観光振興などの取り組みを求める。

  客を迎える態勢として、「岩手県民おもてなし宣言」を県民挙げて行い、岩手や地元を知る学習機会の設定や県内学校での観光教育の実施を提案している。

  達増知事は「県民一人ひとりが観光立県の担い手だという意識が必要と思う。観光は業として発展し、地域活性化につながっていく。提言を参考にさせていただきたい」と答えた。

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