2009年 12月 21日 (月)

       

■ 地方選挙、重視の考え 小沢氏が地元で会見

     
  記者会見する小沢一郎民主党幹事長(ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング)  
 
記者会見する小沢一郎民主党幹事長
(ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング)
 
  小沢一郎民主党幹事長は20日、党県連の政治資金パーティー出席のため訪れた盛岡市で記者会見し、地方や団体からの陳情要望の窓口一元化で県内の一部からも要望が政府に届くのかとの懸念が出ていることについて「党として一元化してオープンに政府に伝達するやり方にした。どの地域においても理解されれば、皆さんにとって大変良いこと」と述べ、新システムへの自信を示した。来年の参院選については岩手で「圧倒的なご支持、ご支援を賜りたい」とし、全国的には「過半数を目標にしてやりたい。全力を挙げたい」と述べた。

  小沢幹事長の来県は8月の衆院選公示直前、墓参などのため訪れて以来。衆院総選挙で政権交代を実現し、民主党、社民党、国民新党による新連立政権発足してからは初めてとなった。

  会見では、陳情要望に関し「県連を通しての陳情の一元化の仕組みを作ったのは従来の政官業といういわば個別にそれぞれの利益に結びつき、政治や経済や行政を腐敗させることをやめようというもの。政党が窓口となって政府に国民の要望を伝えることで、あらゆる意味で皆さんに民主主義の徹底の意識転換をしてもらい、同時に政党としても多くの地域の皆さんの声を吸い上げるという役割を果たしていくことに役立つのではないか」と利点を強調した。

  「私どもの政策は、ある意味において旧来の自民党政治に比べれば、革命的な政策である」とし「民主主義のプロセスを経てやっていくものであり、それなりの時間と手続きがかかることは当然だが、いずれにしても自公は民主党の主張はうそっぱちだ、小沢一郎はうそっぱちを言っているんだという考え方で悪宣伝を繰り返してきた。われわれと根本的な考え方の差がある」と指摘。

  そのため「自民党の今までのようなやり方がいいと思う人は自民党を通じてやる以外にない」と断じ、「私どもの主張が国民の皆さんにとっていいと思う方は、われわれの県連や個人の国会議員を通じて」行うことが要望する側にとっても良いことだと主張した。

  本県で市町村長選の相乗り禁止を打ち出していることについては「日本では従来、ずっと同じ政党の政権が続いてきたので、マスコミを含めて誤って理解されている。本来、議会制民主主義イコール政党政治であり、各級の選挙戦において、政党を名乗って選挙をするのは欧米先進民主主義国では当たり前のこと。将来、そういった議会制民主主義、政党政治の考え方が国民の間に定着することによって、そういうことに結果としてなっていくと思う」と、政党を打ち出した選挙の正当性を説いた。

  その上で「現時点ではまだそこまでの意識転換がなされていないので、都道府県や政令市といった大きな行政単位のところで徹底することで、議会制民主主義、政党政治の基本を党員も全国民も理解してもらいたい。同時にそういう選挙が民主党の党勢拡大、基盤強化につながると思っている」とし、全国的には都道府県や政令市などでの首長選挙で「可能な限り、同じ志を持った候補者でそれが地方行政を与党とすることになればけっこうだと思っている」と述べた。

  来年の参院選では単独過半数を目指すとし、小沢幹事長の政務への積極的な手腕をという声に「まずは参議院で過半数を獲得して、それこそ両院の安定多数の下で今以上に思い切った政策を実行していくというふうにしたいと思って、当面は選挙戦の勝利に専念したいと思っている」と選挙に傾注する考えを示した。

  11年の統一地方選をはじめ全国の都道府県議会選挙では「積極的に候補者を擁立するという形で前回以上に過半数を目指した候補者擁立を全国的に進めたい」とし、岩手でも単独過半数の議席獲得を目標に掲げた。


本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします