2009年 12月 30日 (水)

       

■ 30日まで県庁県民室が相談窓口 不安抱えた離職者らに対応

     
   県庁県民室に設置された年末相談の状況について説明を受ける達増知事。後方が相談ブース  
   県庁県民室に設置された年末相談の状況について説明を受ける達増知事。後方が相談ブース
 
  厳しい雇用情勢が続く中、今年の仕事納めをした官公庁では29日も離職者らのための相談窓口を開設し、不安を抱えたまま年を越す人が一人でも少なくなるよう対応している。県では盛岡市の県庁県民室と奥州市のいわて求職者総合支援センターの2カ所で30日まで、年末・就労相談に応じている。時間は午前9時から午後5時まで。

 県民室では総合支援資金貸し付けや臨時特例つなぎ資金貸し付けなど生活費などの相談、生活保護などの相談、多重債務の相談、職業相談や就職安定資金などの相談など就労に限らず、さまざまな担当が待機し、相談に応じている。心の健康相談にも応じられる態勢になっている。

  29日は達増知事が県が設置した2カ所の相談窓口を訪れ、態勢や相談状況について説明を受けた。達増知事は「人が殺到というほどではないが、利用者があるので、やってよかったと思う。窓口できょうすべてが解決するというよりは、具体的な問題解決のアドバイスが基本機能だが、そういうことが分からないまま不安で年末年始を過ごさなければならないことを避け、年明けのめどを持って年の瀬を迎えられるのは意義があると思う」と話した。

  県民室を訪れた県民は職業、生活保護、資金貸し付けといった複合的に相談するケースが多く、普段は別々の機関に出向かなければならない煩わしさもなく、相談が受けられる。

  津軽石昭彦県雇用対策課長は「数値的に見れば派遣切りなどの最悪のピークから脱出しているが、再就職がなかなか決まらず、長く失業状態にある人がいて、生活面の悩みを抱えている傾向がみられる。県南などの企業の再編整備の影響は年明け、徐々に現れてくるだろう。岩手は雇用についてまだまだ厳しい」と話している。

  市町村でも相談窓口を開設して対応しているところがある。盛岡市は30日(午前9時〜午後5時)まで中小企業年末経営相談窓口・年末雇用相談窓口を開設しているほか、1月3日(同)まで、年末・年始の緊急生活相談窓口を設置している。


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