2009年 12月 31日 (木)

       

■ 〈北Gのライブトーク〉120 北島貞紀 新しいカレンダー

 大型のポスタータイプのカレンダーを買ってきた。壁に張って7月24日を赤い丸で囲った。2010年、最初に決まったスケジュールが、とてもうれしく、待ち遠しい日となった。

  大阪の友人からのケイタイが鳴った。ただの友人ではない。大阪でピアノトリオを組んでいたときのベーシストで、肉親以上の付き合いをしてきた。

  「娘の亜里沙(ありさ)が結婚することになって、彼女から、北ヤンにピアノを弾いてもらえないかと頼まれたんや。もちろん、僕もベースを弾くし。場所は神戸の国際ホテルや」

  4人姉妹の3番目、亜里沙ちゃんが盛岡に来たのは、小学校の3年生くらいだったろうか。

  お父さんっ子だったのだろう、たった一人、友人についてきたのだった。2日ほどの滞在だったが、その後「しょっちゅう盛岡の話をするんや」と友人が言っていた。

  バンドの世界から足を洗った友人だったが、その後の経過は順風漫帆とは言えなかった。勤めた会社が2度にわたって倒産、入院して手術もした。いろいろあった、と言って簡単に済ませられない人生ではあったが、それを支えたのはやっぱり家族だった。

  結婚式の演奏依頼を、友人からではなく、亜里沙ちゃんがしてくれたことがとてもうれしい。本当にお父さんが好きなのだ。だからこそ、彼がイキイキと輝いていたあのころを忘れないで、自分たちの晴れ舞台に、その再現のステージを用意してくれたのだ。

  「そしたら、浅尾も呼んで、トリオでやろうや」

  うれしいスケジュールがあると、希望と勇気がわいてくる。

  亜里沙ちゃん、ありがとう!来年はいい年になりそうだ。

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