2010年 1月 5日 (火)

       

■ 官公庁で仕事始め、トップが年頭の訓示 達増知事は庁内放送で

     
  庁内放送を通じて訓示する達増知事  
 
庁内放送を通じて訓示する達増知事
 
  官公庁は4日が仕事始め。県や市町村では首長が職員に向け年頭の訓示をし、2010年をスタートした。達増知事は庁議終了後、庁内放送を通じて知事室から訓示。策定されたいわて県民計画の周知、計画のアクションプランの推進、I(あい)援隊運動の3点について、職員の自覚と行動を求めた。県民の信頼を損なう事案が出た昨年を顧みて「一人ひとり十分な自覚をもって県民に信頼される県政の推進に向けて強い使命感とチャレンジする気持ちをもって全力で取り組んでほしい」と述べた。

  いわて県民計画は初年度は残りわずかだが、施策の推進が本格化する年。達増知事は「計画に掲げた希望郷いわてを実現していくためには県民の総力を結集し、一緒に行動していく地域経営の考え方で計画を推進していく必要がある」とし、そのため職員一人ひとりが内容を十分に理解するよう求めた。

  アクションプランについては「新年度の当初予算の中で検討していくべき取り組みもあるが、それぞれ立場や職場で県民にとって必要とされていることは何か、短期、中期、長期にできること、やるべきことは何か、常に意識しながら仕事に取り組んでほしい」と要望した。

  I援隊運動については「幕末維新のような状況にある」との現状認識を示し、地域主権改革が求められる中「今こそ地方において、日本全体を変えていくという発想と行動力が求められている」と指摘。

  「幕末維新の際に新しい時代を切り開いた坂本龍馬の海援隊のように職員一人ひとりが坂本龍馬になったつもりで、脱藩ならぬ脱県をして、古い公務員意識から脱皮して既存の枠組みや仕組みを越えて、独創力と行動力を発揮し、県民とネットワークを築きながら一緒に活動し、いわて県民計画が目指す希望郷いわてを実現していこう」と運動の意図を語った。

     
  盛岡市役所の仕事始め式で訓示する谷藤市長  
 
盛岡市役所の仕事始め式で訓示する
谷藤市長
 
  盛岡市の仕事始め式は4日午前9時から、同市内丸の市役所で行われ、谷藤裕明市長が幹部や課長補佐級以上の職員約170人を前に訓示した。この中で昨年の新政権発足と国政の動きを踏まえ、新年度予算編成も視野に「もう一度施策、行政サービスについて15カ月の目線で見つめ直し、新たな視点と発想で一歩前に進めないか考えてほしい」と指示した。

  谷藤市長は国政について「公共事業見直しなどさまざまな局面での新機軸を体感することになった。人口減少、少子高齢社会や経済のグローバル化に対応し、地方分権の推進や国民が安心して生活できる社会の実現に資する政策に期待している」と述べた。

  その上で「もう一度私たちの行っている施策の数々、行政サービスについて、新年度も視野に入れた15カ月の目線で見つめ直し、それで何が見えてくるか、新たな視点と発想で一歩前に進めないか、それをぜひ考えてほしい」と職員に指示。

  「各部署のこのような腰を据えた対応の中にこそ中核市としての地方分権時代にふさわしい『自立した都市』『北東北をリードし、要となる拠点都市』の創造がある」と説いた。

  08年の自主検査と昨年の会計検査院の指摘で発覚した市内部の不正経理にも言及。「私たち市政に携わる者には不正な経理処理を容認し、長期間にわたって行われてきたという現実を決して風化させることなく、しっかり反省し、徹底した意識改革が必要」と強調。

  コンプライアンス(法令順守)条例の1日施行を機に「管理職が模範となり同様の事案を繰り返さないよう徹底し、全力挙げて信頼回復に努めなければならない」と訴えた。

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