2010年 1月 11日 (月)

       

■ 新成人は平成世代に 各地で成人式

 盛岡市、紫波町、矢巾町、雫石町、滝沢村の成人式が10日、各市町村で行われた。今年は1989年4月2日から90年4月1日までに生まれた若者が対象。平成世代だけの初めての冬の成人式となった。5市町村で迎えた成人は合わせて約4500人。就職難など厳しい世相の中で大人の仲間入りをした。華やぎの中に緊張感をのぞかせながら社会人の一歩を踏み出した。

 盛岡市の成人のつどいが10日、同市本宮の市アイスアリーナで開かれた。新成人2555人、父母らを合わせて約3千人が参加し、社会人としての門出を祝った。市内では住民票のある3031人が成人となった。

  市成人のつどい実行委員長の齊藤大地さんが開式の言葉。谷藤裕明市長は「皆さんは成人となって選挙権をはじめさまざまな権利を有し納税などの義務を負う。社会の一員として新成人に改めて認識してもらい、併せて明日の盛岡を支える市民の自覚を新たにしてもらう機会。社会に目を向ければ米国に端を発した経済危機は緩やかな回復の兆しを見せていると言われる。国政では昨年、歴史的な政権交代を経験した」と式辞を述べ、新成人を社会に迎え入れた。佐藤栄一市議会議長が祝辞を述べた。

  市立繋中2年の柳舘菜美子さんは「現在は厳しい経済状況で大変な就職難とよく聞く。先輩は新成人の行動によってこれからの社会を盛り立てていくと信じている。わたしたち後輩は先輩方の活躍する姿を手本に常に高い希望を持ち、夢実現に向かって頑張りたい」と後輩からのメッセージを述べた。

  新成人を代表して北歩美さんが「この20年間、わたしたちは常にだれかに支えられ、ときに叱咤(しった)激励されながら成長してきた」、田村佳祐さんが「これまでの価値観にとらわれず広い視野を持って人とつながっていくことが大切」と決意を述べた。

  参加者の東北大2年の小野亜希子さんは「平成の成人はゆとり世代でだめだと言われないように頑張りたい」、弘前大2年の瀬川千紘さんは「ゆとり教育の世代と言われるが、立派な社会人になりたい」などと話した。

  県立大2年の佐藤光さんは「式を終えて気持ちを新たに成人の自覚を持ち、いろんな場面で責任を持って社会に貢献していきたい。就職難ということはあるが、学業がおろそかにならないよう、さまざまなことを経験して就職に生かしたい」と決意を新たにした。

  父母で参列した細田正典さん(58)は「少し雑然としていたかという気はする。20代はひとつの節目なので、前に進むように本人もその気持ちで。わたしたちの世代は景気が良かった。今は就職難で大変な時代だが、あと2年後くらいには景気が良くなっていてほしい」と話し、わが子の晴れ姿に向けて激励した。

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