2010年 1月 12日 (火)

       

■ 盛岡市の新火葬場、今夏着工 既存施設の業務は継続

     
  工事用道路(写真奥中央)も整備され、今夏から本格工事が見込まれる盛岡市の新火葬場(北山トンネル側から撮影)  
 
工事用道路(写真奥中央)も整備され、今夏から本格工事が見込まれる盛岡市の新火葬場(北山トンネル側から撮影)
 
  盛岡市の新火葬場整備は新年度から工事が本格化する。火葬棟は2011年度後半の供用開始を目指し、今年7月にも着工の見通し。既に工事用車両が出入りする国道4号との取り付け道路が昨年11月末に完成。今年度内に工事のための設計が完了する見込み。火葬棟の工事は既存施設で火葬を継続しながら、一部を解体。愛宕町地内の市有地に仮設駐車場を設ける考えで、市議会3月定例会に関係議案を提出予定。

  新火葬場は同市三ツ割字寺山地内の火葬場敷地内に新設される。火葬棟は▽火葬炉9基(現行5)▽死産児など専用の胞衣炉1基(同1)▽延べ床面積3060平方bから3740平方b(同1024平方b)▽告別室2室(同1)▽収骨室3室(同2)▽遺族待合室8室以上(同4)|に拡充整備される。

  待合いラウンジ、告別ホール、会議室も設置。供用開始は12年2月を想定。年度内に実施設計が完了予定。供用開始から逆算すると7月にも火葬棟工事が着工の見込み。

  駐車場は現行約100台から150台以上を想定。供用開始は12年10月を目指す。工事に伴い敷地が狭あいとなり、同市愛宕町の愛宕町分庁舎・水道部庁舎隣接の市有地に約100台分の仮設駐車場を設ける考え。

  取り付け道路は当面工事用道路に利用される。駐車場の供用開始後に一般も利用可能になり、火葬場へのアクセス路が今までの愛宕町方面から1系統増え、2系統になる。

  管理運営などは直営ではなく民間活力のPFIを採用。市が整備費用を調達し、企業グループが特別目的会社を設立して工事、運営・維持管理するDBO方式を導入した。08年度に募集し、4グループが応募した。

  昨年6月、有識者組織が「不来方やすらぎの丘事業グループ」を最優秀提案者に選定。日本国土開発東北支店を代表に山下設計東北支社、武田菱設計、宮本工業所、盛岡総合ビルメンテナンス、昭栄建設、岩手電工、朝日工業社東北支店8社で構成される。

  応募では工事監理費を含む施設建設費を約23億9千万円、11年11月から2032年(平成44年)3月末まで20年間の管理運営受託費(大規模修繕経費を含む)を約36億1千万円と提案。合計で税込み62億9790万円。

  ほかに火葬棟の供用開始を11年11月とし、駐車場を172台分、エレベーター3基や葬送関連品を取り扱う売店設置などを提案している。内容は今後、市とすり合わせられる。

  市は同グループと昨年6月に基本協定・契約を締結。7月に新施設の設計、施工、既存施設解体撤去に関する工事請負を仮契約(約24億8千万円)した。グループを指定管理者に指定する議案が昨年市議会9月定例会で可決されたのを受け、20年間の運営・維持管理を業務委託。

  市民部市民登録課では近く市広報紙に新火葬場整備の内容を掲載。市民に周知する。

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