2010年 1月 21日 (木)

       

■ 高校新卒雇用に奨励金 矢巾町も4月から月額8万円を1年間

 矢巾町は20日、今春卒業見込みの高校生求職者を6カ月以上常用雇用した町内の事業者に対し、新卒者1人につき月8万円を支給する新規高卒者雇用促進奨励金交付制度を創設すると発表した。交付対象期間は4月から来年3月まで1年間。来月から3月に新卒を雇用すると交付対象になる。事業費を新年度予算案に計上する見込み。

 交付は▽町内に事業所、店舗、工場を持ち営業、操業する事業者▽雇用保険が適用されている▽町税の滞納がない▽2、3月にハローワークに高卒求人が受理され、新卒者へ町内勤務を採用通知し、4月から5月の間に常用雇用で6カ月雇用する|などが対象になる。この新卒採用を理由にほかの常用雇用者の解雇などを行わないのも条件。

  奨励金は6カ月以上雇用すると、雇用者1人につき定率で月8万円を交付。4月1日付の採用で1年間雇用すれば1人当たり最大96万円の交付額になる。交付は2回に分け、1回目は早ければ9月末にも交付する考え。

  事業主都合で6カ月未満で解雇する場合は交付の対象外になる。雇用者の自己都合により退職する場合は、雇用期間分を保証する。

  町商工観光課によると、町内に住む新卒予定者のうち現時点で15人が未内定という。これを踏まえ、制度の雇用者を10人程度と想定。新年度予算に約1千万円を提案する予定。制度の事業費は一般財源で賄う。

  町企業連絡会加盟220社、商工会、工業団地などへ制度の活用を周知していく。交付希望の事業者は雇用日から30日以内に所定の申請書に必要な書類を添えて町へ提出する。

  秋篠孝一課長は「新卒者の内定率が全県、当町でも低い。卒業と同時に失業者になっては大変なので、就職の確保に町としても努める。交付制度により事業者の人材確保や振興も含めて図りたい」と話している。

  同種の制度は八幡平市が2年間で1人につき月10万円の交付を発表している。盛岡市でも来年度実施に向けて検討中という。

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします