2010年 2月 2日 (火)

       

■ キルト日本展で審査員賞 戸村めいさん

     
  戸村さんの受賞作品「星降る北国の小さな街」  
 
戸村さんの受賞作品「星降る北国の小さな街」
 
  盛岡市の戸村めいさんのキルト作品がこのほど、第10回キルト日本展(日本手芸普及協会主催)のコンテンポラリー部門で審査員のケイティ・パスクイニ・マソプスト賞を受賞した。同作品は6日から11日まで東京都美術館に展示される。

  同展は文部科学省が認定した唯一の国際コンクールで隔年で開催。作品募集は昨年の7月末までに行われ、5人の審査員が審査した。

  戸村さんの作品は盛岡をイメージした「星降る北国の小さな街」(縦204a×横174a)。夕暮れの空を背景に、葉を落とした木々と街の明かりが浮かび上がる。木を象徴するモチーフは灯ろうのようにも見え、ソフトチュールを使った星や雪とともに画面に輝きを加えている。北国の暮らしの中で肌で感じる命の営みが、力強く表現されている。

  幼いころから針を持つのが好き。キルトという存在を知らずに「捨てるのがもったいない」と、端切れを継ぎはぎをしてこたつ掛けや布団などを自己流で作っていた。1970年代に雑誌でキルトを知ってからも独自の手法で制作を続け、国内外で数多くの賞を受賞している。

  戸村さんが取り組むのは、伝統的なパターンを使うトラディショナルではなく、自由な素材や手法で作るコンテンポラリーキルト。「絵や詩を書くように、呼吸するように自然に作っている。自分が何も言わなくても、見る人に響いてくれるようなものを作りたい」と思っている。

  このほか、戸村さんは昨年「Fujiはぎれアートコンテスト」(同実行委員会主催)でもアート特別賞を受賞した。

  第10回キルト日本展は午前10時から午後5時(入場は30分前、最終日は同2時)まで。入場無料。この後、名古屋とフランスに巡回される。


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