2010年 2月 13日 (土)

       

■ 議長案は定数「38」 盛岡市議会の議員定数問題

 盛岡市議会(佐藤栄一議長、定数42)の議会運営委員会(熊谷喜美男委員長、委員11人)は12日、市役所で開かれた。この中で佐藤議長が、来春の統一地方選から適用する議員定数を38とする議長案を提案した。昨年12月に出された議会制度検討委員会による答申の多数意見を採用した。周知期間が必要として、24日招集予定の3月議会で関係条例改正案を提出、議決する意向を示した。一部会派から「市民意見も聞くべき」などと意見があり、次回19日に再度協議される。

 制度検討委の答申は多数意見の38、少数意見の36を併記したものだった。38の根拠は地方自治法に規定された人口規模に応じた定数上限による。現行は直近の国勢調査から旧玉山村との合併で30万人を超えているため上限が46だが、減数条例規定で4少ない42になっている。

  しかし、開会中の国会に同法改正案が提出予定。この中で人口規模に応じた定数上限の撤廃が盛り込まれることになっている。改正案が可決され、新年度から定数の上限がなくなれば検討委の答申は根拠を失う。

  これに対して佐藤議長は「市議会が二元代表制の一つとして機能を保持し、広大な面積で直接市民のニーズをとらえるという議員の役割を果たすため、従来の上限数を目安とするのが妥当」と説明した。3月議会最終日に議運委による議員発議で関係条例改正を提案、議決する考え。

  12日の議運では第1会派の盛友会(17人)、第3会派の市民連合(6人)、第3会派の一つ共産(5人)が議長案を支持。一方、制度検討委から36も主張していた第2会派の改革・みらい(7人)、36を推す第3会派の新盛同志会(5人)、公明(2人)が会派内の協議時間を求めた。

  このうち新盛同志会の豊村徹也氏は定数見直しの進め方について発言。「わたしたち議員に直接利害のある話をその進め方でいいのか。条例案を出す前に(制度検討委の)少数意見を含めてパブリックコメント(市民意見の募集)するとかして決定するのに何ら問題はないはず。せっ速に進める必要はない」と、議運での議論を主張した。

  議長は、来年4月の市議選に向け、出馬を検討する新人候補にも考慮し「おおむね1年間の周知期間を確保する」との認識を示している。豊村氏はこれについても「3月定例会で決める理由がはっきりしない。6月定例会で何が遅いのか」と疑問を呈した。

  これを踏まえ、会派で持ち帰って協議した上で再度検討することを委員が了承した。

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