2010年 2月 18日 (木)

       

■ 〈北Gのライブトーク〉127 北島貞紀 Viva東大通商店街(下)

 第6回もりおか雪あかりが、10日から13日まで開催された。メーン会場は、東大通商店街の向かい側にある盛岡城跡公園である。桜山神社側には、見事な氷の彫像があり、サンビル側にはずらっと並んだミニキャンドルが、幻想的な世界をつくっていた。冬を楽しむ文化がうまれ、育っている。そして、東大通商業振興会も「お休み処」を設置し、この冬の風物詩の盛り上げに一役買っていた。

  そんな商店街の一角、桜山神社の真向かいに位置するのが、カフェ「ni|ju(ニージュ)」である。オープンしてもう5年が経過したが、店長の一ノ渡さんは、まだ20代である。ni|ju(ニージュ)という店名は、どんな意味なんだろう。

  「意味は特にないんです。学生のとき、この言葉を思いついて、この名前のお店がやりたくなったんです。その時は、洋服屋さんなのかケーキ屋さんなのか、何にも決まっていなくって、ただこの名前をつけたお店をやろうと思ったんです」

  大学を卒業すると、お店の開店準備に入る。何よりもこの場所が気に入った。そして開店のためのいろいろなこと学び、銀行からの融資も受けてオープンにこぎつけたのだ。

  「できないと思ったことはないんですが、今考えると、経験とか知識がなかったから、かえってストレートに思いが達成できたのかもしれません」

  1969年に、大阪心斎橋の寂れた一角に「ループ」という喫茶店が出現した。この店が評判を呼び、サーファーショップや衣料品店、飲食店が集まりだした。そしてここを中心に、若者の文化、流行が生まれていった。ご存知「アメリカ村」の誕生伝説である。

  「クロスロード」や「ニージュ」のような個性豊かな店が集まりだし、とてもホットなスペースになってきた東大通商店街。いつか盛岡の「アメリカ村」になる日を、秘かに待っているのである。

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