2010年 2月 19日 (金)

       

■ 盛岡・八幡平広域観光圏推進協議会が発足 鹿角から三陸までエリアに

 盛岡広域圏と岩泉町、秋田県鹿角市の10市町村は18日、盛岡・八幡平広域観光推進協議会を設立した。国の観光圏整備事業を活用し県境を越えた広域連携で観光振興を図る。2014年の観光客入込数1940万人(08年比で252万6千人増)を目指している。盛岡市清水町の盛岡商工会議所で行われた設立総会には、首長や各自治体の担当職員、商工会議所、商工会、観光協会などの関係者ら約30人が出席した。会長に谷藤裕明盛岡市長を選任した。

  盛岡・八幡平観光圏は盛岡市、八幡平市、鹿角市、雫石町、滝沢村、矢巾町、紫波町、岩手町、葛巻町、岩泉町の10市町村で構成される。奥羽山脈から三陸海岸までが包含される東西200`強、南北150`以上の広大なエリア。

  十和田八幡平と陸中海岸の2つの国立公園を有し、海水浴やスキー、登山、ゴルフなど四季を通してスポーツが楽しめ、数多くの温泉を有している。農産物や南部鉄瓶をはじめとした多様な特産品、歴史文化の膨大な観光資源も埋蔵している。

  設立総会で国土交通省東北運輸局の林泰三企画観光部長は「盛岡を中心としたエリアが連携し観光振興を図る第一歩を踏み出した。観光圏は地域の創意工夫を最大限に生かしながら国としても応援していく制度で、現在全国で30地域が指定されている。地域活性化のポイントは二つ。一つは連携には多様な形があるが地元の関係者が同じ方向を向いて一つひとつ課題を解決すること。もう一つは計画されていたことが、予定通りきちんと行われているか確認して確実に見直していく。関係者の皆さんが常に問題意識を持って当たっていくことが必要」と、留意点を語った。

  10市町村で策定した盛岡・八幡平広域観光圏の整備計画によると、盛岡を玄関口として国内外の観光客を誘致、多様な要望に対応し観光客の滞在と周遊を促進していく。実施方針は▽体験・実践型滞在観光の推進▽宿泊客の増加▽冬季観光客の増加▽圏域交流人口の増加|の4本柱。

  具体的には、▽10年度に宿泊サービス関連で2泊目の料金を半額として入浴券と圏域内の温泉のPRし連泊や転泊を促進する▽宿泊施設でミールチケットを販売、チェックアウト後に食事が安く楽しめる▽圏域内で宿泊し2泊目に宿を移動する場合、宿泊先に荷物を低価格で回送し手ぶらで観光できるようにする▽観光圏共通入浴券の発行|。

  外国人観光客の増大に備えて接客研修や外国人接客ヘルパーの登録や、観光案内板の多言語標記を進める。視覚障害者に配慮し観光案内板への点字や観光施設への誘導板の設置を進める。各種スタンプラリー、鉄道沿線での名物駅弁の開発に取り組む。

  このほか広域の観光パンフレットやマップの作成、観光圏ホームページの立ち上げなどを計画している。

  盛岡・八幡平広域観光推進協議会では19日に観光庁に観光圏整備事業補助金の申請をする予定。認定は4月になる見通しで、5月から国内外に対する観光客誘致活動を本格的に開始する。

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