2010年 2月 19日 (金)

       

■ 〈よしこさんのおいしい岩手〉23 春野菜と油あげのゴマ酢あえ 丸山淑子

     
   
     
  その昔、ナタネ(ナバナの種子)は灯火用油の原料として江戸時代に需要が拡大、「江戸の灯りは伊勢(現三重県の大半)でもつ」と言われていました。その後、灯油の出現で食用油に加工されましたが輸入ものに押され、野菜として変身デビューしました。時代の移り変わりと共に、姿・役割を変えてきたわけです。岩手県で生まれたナバナ「はるの輝き」は、すっかりおなじみですね。苦味がなく生でも食べられるのが特徴です。

  今回は、春らしい香りの簡単なあえ物です。ナバナは、たれのからみが良いように軽く塩ゆでにします。焼き油揚げのパリパリ食感が残っているうちに召し上がれ!

  【材料 4人分】1人分80`i

  ナバナ1パック、ミツバ1/2パック、油揚げ(小)2枚、ゴマ酢[砂糖・酢各小さじ1、しょうゆ・白ゴマ各大さじ1、ゴマ油大さじ1/2]、塩適量

  【作り方】

  @沸騰した湯に塩適量を入れ、ナバナの茎を立てて入れて10秒待ち、葉まで全部沈めて上下を返し、さっと塩ゆでにする。すぐにざるに入れて広げ、ざるを振って水気を切る。

  A冷めたら水気をしぼり、2aの長さに切る。ミツバも2aの長さに切る。

  B油揚げは、フライパンで両面をこんがりと焼き(火加減は中火)、1a幅に切る。

  Cボウルにゴマ酢の材料を入れて混ぜ、@を加えて混ぜ、最後にBを加えて混ぜる。

  *ナバナを色よくゆでるコツ*

  @たっぷりの熱湯でA強火で一気に早く火をとおしBふたはしない。長く加熱したり、湯量が少ないと、温度が下がり色が悪くなります。塩を加えると、色よく早くしんなりとします。花の付いた野菜は水にさらさず、ざるに広げて上下を返し、水気と熱気を飛ばします。

  【ポイント】

  油揚げは最後に加える!最初に入れるとたれを吸ってしまい、しょっぱくなります。

  【栄養ひと口メモ】

  ナバナは、アブラ菜科植物の総称です。アブラ菜科の野菜は、ビタミン・ミネラルの宝庫です。特に、ビタミンCはホウレンソウの2倍以上、カルシウムは牛乳並みです。注目成分はビタミンB群の仲間の葉酸。血液をつくり、細胞が新しくなる時に必要な大切な栄養素です。その上、ナバナもミツバもβ-カロテンが豊富な緑黄色野菜です。野菜の季節感が薄れいく昨今、季節感のあるナバナで一足早く春を感じましょう!
  (料理研究家、大迫町在住)

本ページ掲載内容の無断転載を禁じます
ホームページに関するお問い合わせ、取材に関する情報は
E-Mail:hensyuu@morioka-times.com
盛岡タイムス宛てにお願いします