2010年 3月 2日 (火)

       

■ 一斉に追及、議案審議行えず 上厨川土地区画整理組合で総代会

     
  3時間以上にわたり行われた上厨川土地区画整理組合の総代会(27日夜)  
 
3時間以上にわたり行われた上厨川土地区画整理組合の
総代会(27日夜)
 
  運営難に陥っている盛岡市の上厨川土地区画整理組合(高橋運吉理事長、組合員127人)の総代会は2月27日夜、同市前潟の土淵地区活動センターで開かれた。理事会側は解散か事業継続かを最終決定する総会を今月までに開催するため必要な議案を提案した。しかし総代17人のうち、出席した13人は行き詰まった経緯や責任問題を追及して審議入りを拒否。全議案が次回へ持ち越された。

  議案のうち1件は、8人いる理事に組合業務を一時的に委任するもの。昨年8月から無報酬で運営に協力する県外資本のコンサル会社へ理事8人が理事の自己負担で正式にコンサル業務を委託するため。これにより3月の総会開催までの業務委託料を昨年8月までさかのぼって支払う。

  開始早々、進行をめぐって総代から異議が出た。「今まで(契約額などの)数値が示されないまま進められてきた。これ以上新たな支出をしても大丈夫か。われわれの後ろには127人の組合員がいる」と説明を求める声が上がった。

  総代たちには、運営難の原因に影響があるとされるコンサルを請け負った県内の財団法人や総代会の承認を得なかった金融機関からの融資、不法な契約などに対する不信感が根強い。原因究明や責任の所在を明らかにし「それから議事を進めてもおかしくない」と慎重な対応を迫った。

  同席したコンサル会社は債権の支払いを求めている金融機関、財団法人、企業、特定企業共同体などの契約内容や受けた融資の使途など調査結果を紹介した。その中である法人が数百万円の支払いを求めて1月に東京地裁へ訴訟を提起していることが明らかになった。3月12日にその第1回口頭弁論がある。

  財団法人については今月2度の質問状を出したところ▽事務執行事業費を正規の手続きを経ず一方的に中途解約した▽組合事務局に派遣していた職員を自ら解雇し、退職金を肩代わりさせようとした▽請求書や完了報告書などで日付の未記載数十通|などが分かったという。

  議論は2時間以上経過。コンサル会社がやりとりを通じ「われわれの力が及ばないかもしれない。仮に議案が承認されても業務を引き受けるかは保留させてほしい」と申し出た。

  焦った理事会側は議案1件だけでも議決するよう要請。総代側も折れて審議に入ったが、認識の食い違いで再び紛糾。日を改めて議案の字句修正などをした上で再度審議することで終了した。3時間以上費やし結局何も決まらなかった。

  ほかの議案では当座の事業運営費として3500万円の賦課金(負担金)を組合員に求める内容などがあった。今年度の予算などは入っておらず、次回総代会やその後の総会で議題になる見込み。


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