2010年 3月 5日 (金)

       

■ 求人動向、敏感に反応 介護と農林水産分野限定就職相談会に300人

     
  介護と農林水産業に絞った相談会に大勢の求職者  
 
介護と農林水産業に絞った相談会に大勢の求職者
 
  岩手労働局と盛岡公共職業安定所による「未来の成長分野チャレンジ就職相談会」が4日、盛岡市のホテルメトロポリタン盛岡で行われた。農林水産業と介護の分野に絞って求人求職のマッチングを図る相談会を開いた。事業所は介護32、農林水産6の参加に対して求職者は約300人。介護や農林水産は現下の厳しい雇用情勢の中でも比較的有効求人倍率が高く、求職者が高い意欲で参加した。国の緊急雇用対策で成長分野に位置づけられていることから、雇用創出のため今年初めて開催した。

  相談会は一般求職者とこの春卒業予定の学生を対象に行われ、一般求職者が多数詰めかけた。岩手労働局職業安定部の四谷次郎職業対策課長は「一昨年11月から岩手県の有効求人倍率は0・5倍台で、昨年2月からは0・37倍。0・4倍を切り、0・35倍は全国43番目の低い水準。緊急雇用対策を進める中で成長分野の介護とグリーンが雇用の受け皿として人材確保の措置がなされた」とあいさつした。

  盛岡市繋の盛岡つなぎ温泉病院の菅野千鶴子総務課長は「介護スタッフと看護助手を求める。今は看護師の負担をなるべく減らすことが求められている。勤務経験はあった方がいい。若い人が入ってくればいいが、きょうは少し年齢の高い人が多いようだ」と話していた。同市津志田の松誠会圭友病院の鈴木和子事務局長は「看護師と介護福祉士を求めている。看護師は人手不足。介護福祉士は資格制度ができて、前は資格がない人もいたが、これからは資格がいる。高齢者に接するので優しい人がほしい」と話した。

  参加者の盛岡市の男性(41)は「前の仕事を辞めて次の仕事がないので、こちらの介護の方で職に就きたい。ヘルパーの資格は取得している」と話し、周到に転職活動していた。八幡平市の男性(57)は「建築の仕事をしていた。今は仕事がなくて職人が余っている。リフォームがあればいいが、それもない。自分自身、現場でうまく働けなくなってきたので、農林水産業に転職したい」と話し、分野を変える意欲を見せた。

  求職者に漁家の情報を提供した県農林水産部の山口浩史課長は「こちらに戻ってきて漁業に就くのは例年は4、50人だが今年は第3四半期で56人くらい。例年より増えているが、積極的な理由ではないようだ」と話し、不況による漁家志望が増えているという。

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