2010年 3月 7日 (日)

       

■ 雄星、旅立ちの日 花巻東高で卒業式

     
  3年間練習してきた野球部の仲間たちと一緒に記念撮影に収まる雄星投手(中央)  
  3年間練習してきた野球部の仲間たちと一緒に記念撮影に収まる雄星投手(中央)  
  花巻市の花巻東高校(小田島順造校長、生徒649人)の卒業式が6日、同校体育館で行われ、西武ライオンズに進む菊池雄星投手(登録名・雄星)が晴れてプロへの道を歩き出した。約60人の報道陣が集まった。校舎の外では、旅立ちの姿を一目見ようと200人ほどの市民が待ち構えた。

 卒業したのは230人。父母ら約500人が参列した。小田島校長は式辞でこれまでの野球部の活動に触れ「あすからそれぞれの進路に進む。自分を大切にして、自分らしく生きてほしい」とはなむけの言葉を贈った。

  雄星投手は卒業生代表として記念品贈呈の目録を読み上げた。式典中は涙も見せず、凛(りん)としていた。

  式を終えた雄星投手は「最高の仲間と指導者に恵まれ、一生忘れることのできない3年間になった。もちろん寂しい気持ちもある。泣くかもしれないとは思ったが、結局泣かなかった。こんな最高の3年間は2度と来ない。すべてを出し尽くしたので、やり残したことは無い」と高校生活を振り返った。

  「たくさんの人が盛大に送り出してくれた。壁にぶつかって、くじけそうになったとき、ここで学んだあきらめないことを思い出していきたい。今花巻東の高校生としての菊地雄星は終わり、1人の菊池雄星として活躍して野球で盛り上がれるように頑張りたい」と話した。

  9日に行われる巨人とのオープン戦に登板予定。シートバッティングで課題が見つかったので克服できたと実感できる投球がしたいと楽しみにしている。

  佐々木洋監督は、花巻東の紫から西武の色に染まってきたようだと評した。「すべてを生かせるし学べる選手なので、たくさん失敗して乗り越えていってほしい。彼がここまで愛された理由は、目標がしっかりしていることと謙虚さ。それだけは失わないで結果だけでなく、みんなから称賛される選手になってほしい」とこれからの成長に期待している。

  外で待ちかまえた市民の中には「雄星おめでとう」と書かれた手づくりのうちわを持つファンの姿も。応援する市民と後輩の野球部員の作る花道を進み、3年間学んだ校舎を後にした。

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